普段、一眼レフとコンデジを両用しているのですが、先日コンデジの方がついにダメになってしまいました。ということで、5年ぶりにコンデジを買い換えることにしました。


5年という期間が長いのか短いのかは微妙なところですが、結構過酷に使い倒していたので持ったほうでしょう。と言いつつ「やっと新しいカメラが買える!」というワクワク感のほうが大きかったんですけどね。


そしてこの一ヵ月、家電量販店に足繫く通い、悩みに悩んで購入したのがこの「SONY DSC - RX100M3」。

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発売は2014年4月。5年ぶりの買い替えで、4年前に発売されたカメラを買うことにしました。

なぜ「RX100M3」を選んだのか

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この「SONY RX100シリーズ」はいわゆる高級コンデジに位置するモデルで、最初に出されたRX100は2012年発売にも関わらず今でも4万円前後で売られています。私が同時期に買ったコンデジは今では販売終了の二束三文だというのに…。


そんなRX100シリーズは、現在M5まで販売されており、私が購入したのは3つ目の機種「M3」。なのでまぁまぁいいお値段しました。というか普通に予算オーバー。


ではなぜそれほど値が張るのか?それはRX100シリーズがコンデジのなかでも一線を画すカメラだからです。


① 1インチセンサー搭載の高画質

デジタルカメラの画質の良さは、画素数よりも撮像素子(センサー)のサイズで決まると言われています。


通常、このサイズのコンデジだとセンサーサイズも1/3.2型~1/2.3型のものが大半で、値段もそれなりに抑えられているのですが、RX100シリーズはすべて1型サイズを搭載しています。


そのため、条件次第では一眼レフで撮ったものと遜色ない写真が撮れます。

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ささっと試し撮りした写真なのでクオリティはあれですが、コンデジのわりには広角で背景のボケ方もとても綺麗。カールツァイスの24-70mm/F1.8-2.8レンズは伊達じゃありません。


②RAW撮影が可能

RAWというのは、圧縮処理されていない生のデータのことです。


圧縮処理されていないので、撮ったあとでホワイトバランスや露出、色彩などを編集することができます。なので「ちょっと失敗したかも…」というような写真でも編集で何とかすることができたりします。


一眼レフを使っていると、これに甘えてつい「とりあえずRAWで撮っておいて後で編集しよう」という習慣がついてしまいます。


ですが、コンデジでRAW対応の機種って実はほとんどありません。なのでコンデジでRAW撮影ができるというだけでもかなり凄いのです。


ちなみに、先ほど載せた写真もRAWで撮影して、SONYのRAW現像ソフト「Imege date Converter」で編集・現像したものです。


③ 多彩なギミックを搭載

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RX100M3には以下のギミックが搭載されています。

・24-70mmの光学ズーム
・EVF(電子ファインダー)
・内臓フラッシュライト
・チルト液晶モニター


そのなかでも、EVFはかなり便利です。ファインダーに目を近づけると自動で切り替わり、離すとモニターに戻ります。直射日光でモニターが見づらい状況下ではかなり重宝します。


④ アプリで機能を拡張できる

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SONYのデジタルカメラは「PlayMemories Camera Apps」というサイトから、カメラにアプリをインストールして機能を拡張することができます。


ただ、気をつけなければいけないのは欲しい機能がその機種に対応しているかということ。そして、ざっと見た限りではRX100シリーズではM3から対応しているものが多いようです。

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例えば、タイムラプスやスタートレイルのような面白そうな機能も、RX100シリーズではM3からの対応となっています。ですので、RX100・M2の購入を考えている方はその点にご注意ください。


⑤マイクロUSBで充電可能!

これは些細なことのように思えますが、すこぶる便利だと感じました。普段、多くの人がスマホと一緒にモバイルバッテリーを持ち歩いていると思います。そのモバイルバッテリーで充電できるんですよ。


サブバッテリーも専用の充電器も必要無くなるので旅行に持っていく際に荷物が減ります。これはすべてのデジカメに導入するべきですね。


結論:下手に一眼レフを買うより良い

現在、「RX100M3」は最安値でも6万円ほどするため、値段だけならエントリー機の一眼レフカメラが買えてしまいます。そして、画質も拡張性も一眼レフカメラの方が高いです。


それでもRX100シリーズが下手に一眼レフを買うよりも良いと感じるのは、このコンパクトさからは考えられないほど性能が良いからです。正直、一眼レフカメラの画質が良いのは「あれだけデカいカメラなんだから当然」だとカメラに興味が無い人でも感じることでしょう。


実際、その通りで、カメラが大きいから大きいセンサーが搭載できて、レンズ交換もできるわけです。もっと言うなら一眼レフカメラは本体よりレンズのほうが大事だと言われています。


その点、RX100シリーズはカメラのサイズからは考えられないほど大型センサーを内蔵しており、レンズも24-70mm F1.8-2.8で広角24mmのものが使われています。


一眼レフのようなボケを活かした写真も簡単に撮れるので「背景がかっこよくボケる写真が撮りたい」という人には断然RX100シリーズをおすすめします。M2以降であればWi-Fiにも対応しているのでスマホに送ってSNSにもすぐアップすることができます。


ですので、人によっては下手に一眼レフやミラーレスに手を出すより、このレベルのコンデジを買う方が使い勝手は良いかもしれません。正直、私自身「今後、一眼レフを使う機会が減るかも…」と感じています。


RX100シリーズの気になった点


とはいえ、RX100シリーズにもデメリットはあります。


恐らく、多くの人が感じるであろうデメリットは望遠が効かないことだと思います。RX100M3は光学2.9倍しかないので、コンデジの光学20~30倍ズームに慣れてしまっていると特にそう感じます。


まぁコンデジの高倍率ズームで撮った写真の画質など知れていますけどね。それでも記録用としてズームで写真を撮っておきたい場面はあるのでその点だけはやっぱり不便ですね。


ただ、どうしても遠くのものを撮る必要がある際には、高画質で撮ってトリミングで対応することもできるので、致命的な欠点というほどではありません。


次に、多くの人が「持ちづらさ」を指摘していますが、これは専用アタッチメントを付けるだけで十分改善します。それでも持ちづらいという人は、単純にカメラのサイズが手に合っていないのだと思われます。

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RX100シリーズで迷ったら


RX100シリーズは、現在5機種が販売されていますが、機種によって値幅が大きく変わってきます。私も最初はどれを買おうか非常に悩みました。ただ、「自分にとって何が必要か」という部分で絞ると選びやすいのではないでしょうか。


例えば、RX100はギミックがほとんど無くて、M2になるとチルト液晶モニターが付き、M3になるとEVFが付く、M4からは4K撮影、M5には高性能連写機能が…というように。


私の場合は、4K撮影と連写は必要ないと思ったのでM3を選択しました。あと、先ほどご紹介した機能拡張のアプリに対応していたのがM3からというのも大きな決め手でした。実際、値段と機能を考えるとM3あたりが一番コスパが良いように思います



もともと評判の良いカメラなので、今更言うまでもありませんが、本当に良いカメラです。唯一後悔していることと言えば、これを買うのに一ヵ月以上悩んでしまったせいで今年の桜を撮り損ねてしまったことぐらいでしょうか。


値段で悩んでいるという方も多いでしょうが、それだけの価値は十分にあると思います。