タイトルの通り、我が家は最近まで「Toppa!」というプロバイダーを利用していました。もしかしたら名前を聞くだけで顔をしかめたくなる人もいるかもしれません。私もそのひとり。


きっかけは3年前。勧誘電話にそそのかされた父が契約したのがToppaでした。よく調べもせず契約した父も父ですが、私も当時は「ネットに繋がればプロバイダーなんてどこでもいい」と思っていたのであまり偉そうなことは言えません。


そう、ちゃんと繋がってくれれば正直どこでもいいんですよね。


それがちっとも繋がらない困ったプロバイダーでした


不安定過ぎる通信速度


正確には繋がる時間帯と繋がらない時間帯の差がえげつないぐらい酷かったのです


特に酷いのが利用者が最も増えるであろうゴールデンタイムの時間帯。恐らく学校から帰ってきた子供たちが家でネットを使いだすであろう16時頃から極端に遅くなり、18時を過ぎたころにはYoutubeでさえ低画質再生でなんとか…という始末。


その時の回線速度がこちら。

無題


1.81Mbpsって…。


フレッツ光でこれですからね。初めて回線速度を測った時には目を疑いました。もっと低い時もありました。ちなみにネットサーフィンをするには3.0Mbps程度あれば十分だと言われています。


ただ、実際にはその数値ではスマホのモバイル通信よりも遅く、HuluやNetflixのような動画配信サービスなんかはまともに見られません。スマホのテザリングでも10Mbpsはゆうに出る時代にいくらなんでも低すぎます。


一方で、深夜や日中(お昼休みの時間帯を除く)はそこそこの速度が出ていたのです。

Toppa 深夜帯


せめてこの半分でも安定して出てくれていれば良かったんですけどね…。あまりにも速度にムラがあり過ぎました。


不安定なぶん安いのか?


世の中には「安かろう悪かろう」という言葉があるように、サービスの質が低くても安ければ我慢できるという考え方もあります。では「Toppaがそうなのか?」と言うと、決してそんなことはありませんでした。


というのも我が家は3年ほど前に「Toppa!もっとおトク割プラン」というものに加入したわけですが、当時は月額599円(オプション無し)でした。えぇ、これだけならそこそこ安いように思えます。


ただし、月額599円は最初の2年間のみで3年目以降は月額1,197円に跳ね上がるという条件付きだったのです。3年契約だったため、総額を36ヵ月で割ると月額は実質798円になります。それだけ払えばもっと良いプロバイダーはたくさんあるでしょう。


「それならさっさと解約すれば良かったのに」と思われるでしょう。ところが、2年以内での解約金が1,4000円3年目になっても4,000円を取られるのでおいそれと解約もできません。ここが落とし穴でしたね。


というわけで契約期間の3年が終わり、ようやくプロバイダーを変更するに至ったのです。


次のプロバイダーは…


Toppaを解約後、どこにしようかずいぶん悩みました。


ネットで調べると、どこそこが安い、ここが速いなど色々情報が出てきますが、もう聞いたことがないようなプロバイダーで冒険はしたくなかったので安心と実績のBIGLOBEにお願いすることにしました。



月額料金と通信速度の変化


BIGLOBEの「フレッツ光 ファミリータイプ ファミリーお特割」というプランで契約することにした結果、月額料金は以下のようになりました。


サービス開始月から24ヵ月まで ⇒ 月額600円
25ヵ月目以降 ⇒ 月額1,000円


それにプロバイダー乗り換え特典なるものが適用されて…


サービス開始月から24ヵ月まで ⇒ 月額600円 ⇒ 400円


になりました。まぁ、この特典はだいぶ前から継続的にやっているようですけどね。いずれにせよToppaより安くなったのは確かです。


もちろんBIGLOBEにも解約金はありますが、2年以内の解約で違約金が5,000円とこちらも良心的です。そして肝心の速度ですが、ゴールデンタイムの時間帯に測ってみた結果がこちら。

BIGLOBE 通信速度

インターネットに詳しい人からすれば「こんなもんか」と思うかもしれませんが、3年間不安的なネット環境で過ごしてきた身としては感動するぐらい快適です。ゴールデンタイムに最高画質でHuluやNetflixが楽しめるというだけで確実にクオリティ・オブ・ライフが上がりました。


正直、今にして思えば違約金を払ってでももっと早く乗り換えるべきだったなと思います。あまり企業の悪評は書きたくないのですが、すでにネット上にはクレームが溢れているようなのでぜひToppaさんには改善して欲しいものです。まぁ、私はもう関わる気はありませんけどね…。