数年前から人気の工場見学。


特にビール工場やウィスキーの蒸留所が注目されがちですが、味噌や醤油を作っている蔵なんかでも行われています。有名なのは愛知県の八丁味噌蔵ですが、発酵食文化伝統の街・金沢にも名の知られたメーカーがあります。



それが「ヤマト醤油味噌」さん。



金沢・大野にある醤油味噌メーカーさんで、ヤマト糀(こうじ)パークという無料で見学できる施設を運営されています。テレビや雑誌などでもたびたび取り上げられる有名スポット。


ということで、金沢観光ついでに見学してきました!


ヤマト醤油味噌


情緒あるヤマト糀パークの街並み!


金沢城のある方角とは逆の日本海側に面した場所に「株式会社ヤマト醤油味噌」はあります。


金沢駅から西側へ車を走らせること20分ほど。見学者用の駐車場と大きな看板があるので迷うこともありません。


車を停めてさっそくなかへと入っていくと「あれ?ここって民家じゃないの?」と錯覚するような通りへ。情緒ある街並みが広がっています。


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さすがにパークというだけあって、ここら一帯がヤマト糀パークの敷地内になっています。一見民家に見えるような建物も、よく見ると「醤油醸造所」と書かれていたり、何かしらに使われている様子。


そんなレトロな通りを抜けた先にある糀蔵で醤油味噌の製造工程を学んでいきます。


ちなみに1日4回無料のガイド付きツアーをやっていますが、今回は時間が合わなかったのでフリーで見学することにしました。ツアーと言っても所要時間は20分なので時間が合えばぜひ参加したかったんですけどね。


ヤマト醤油味噌③

ヤマト醤油味噌④

ヤマト醤油味噌⑤

そんなこんなでぶらぶら観て回っていると、人だかりができている一角を発見。近づいてみると糀湯を使った無料のハンドバスがありました。3分間手を浸すとお肌がぷるぷるになるのだそう。


ヤマト醤油味噌⑥

ちょっとお湯の色が気になるところですが、これは酵素が入った生の甘酒を入れているからと聞き安心して私も手を浸すことに。


そして3分後、そこには血行が良くなった私の手がありました。うん、気持ちよかった。


で…肌はぷるぷるになったのか?


ちょっとよく分からなk


いえ、確かにしっとりした感じはします。ただ、これでもまだ一応20代の若者なのでそんなに目に見えた変化があったかと言うと…。ちなみにお隣にいたご婦人方は絶賛されていたのできっとそういうことなのでしょう。


他にも味噌ボール作り体験(有料)なんかもやっていたので興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。子供たちがはしゃぎながら作っていました。


ヤマト醤油味噌⑦
▲これをお湯で溶くと簡単に本格味噌汁ができるそう。和菓子のように華やか。

糀パーク名物の「醤油ソフトクリーム」を食べる!


さて、糀湯でいい感じに手が暖まったところでお楽しみの名物デザートを頂くことにします。


実のところ、これを目当てに訪れたと言っても過言ではありません。それが直売所「ひしほ蔵」の売店で食べられる「醤油ソフトクリーム」。

ヤマト醤油味噌⑧

ヤマト醤油味噌⑨

手渡されたソフトクリームに自分のさじ加減で醤油をかけていきます。


醤油といっても普通に売られているような醤油ではなく、アイスにかける醤油として作られた特別な醤油だそうです。普通の醤油よりもとろみがあり、若干甘い匂いがします。

ヤマト味噌醤油⑩

さっそく一口食べてみると、確かに醤油の風味は感じられるものの蜜のように甘い醤油味


さすが「黒蜜のような」と言うだけのことはあります。塩キャラメルや塩バニラのように一見アンバランスのようでいて、きちんと調和が取れています。正直、かなり美味しい。


醤油味だと喉が渇きそう、と心配していたのですが案外そんなこともありません。子どもも大人も楽しめる珍ソフトクリームですのでぜひ試してみてください。


ちなみに「アイスにかけるしょうゆ」はネットショップでも販売されているので、市販のアイスにかけても楽しめるかと思います。 

という感じでささっと周りましたが、所要時間は大体1時間弱といったところです。お土産を買ったり、体験イベントに参加したりすればもう少し掛かるでしょうが、それでも2時間あれば十分だと思います。


金沢の海側にある観光スポットとしておすすめですので皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。以下に「ヤマト味噌醤油」さんの詳細を記載しておきます。


ヤマト糀パーク(ヤマト醤油味噌)

石川県金沢市大野町4丁目イ170番地
TEL 076-268-5289
営業時間:10:00~17:00
定休日:水曜日・年末年始