以前、デジタル一眼レフカメラのイメージセンサーにゴミが付着したことがありました。
幸いにも市販のクリーナーで除去することができましたが、メーカーに掃除を頼むと結構な金額を取られると知ってビビったものです。
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そんな一眼レフカメラにとって埃やゴミと同じくらい天敵なのが「湿気」です。湿度の高い場所に長時間置いておくとレンズにカビが発生することがあります。また、その修理費用は安いレンズで数千円、高いレンズになると1万円を超えるとか。
そこでレンズのカビ予防のため、湿度を最適に保つことができる「簡易ドライボックス」を購入してみました。
「簡易ドライボックス」を使ったカビ予防!
まず必要なのが、カメラとレンズを収納するためのボックス。大きさにもよりますが、Amazonで大体1500円~2000円前後で売られています。
今回買ったのは「ナカバヤシ キャパシティ ドライボックス 8L」。

見た目は普通のプラスチックケースなので100均で買えそうな気にもなりますが、まったくの別物。ちゃんとした密封機能や湿度計がついているなど値段相応の作りになっています。

付属の湿度計を取り付け、ドライボックスのなかにカメラやレンズなどを収納していきます。私は直接置くのに抵抗があったのでプチプチを敷いてみました。ちなみにこのプチプチはAmazonの箱に緩衝材として入っていたものを再利用(←貧乏性)。
ベストな湿度は約40~50%
付属のシリカゲル乾燥材を入れて、湿度計がBESTを指すようになれば完了です。湿度計が付いていないドライボックスもあるので注意しましょう。

一般的にカメラやレンズにとって最適な湿度は約40~50%だと言われています。60%を超えるとカビ発生の原因になるそうなので、梅雨時などは本当に危険ですね。
また、乾燥材は消耗品なので予備を用意しておくことをお勧めします。安いものですし、ボックスと一緒に注文しておくと良いかと思います。
ちなみに私が買った8Lタイプのボックス容量ですが、カメラ本体とレンズ2本、隙間にデジカメを2機ほど入れて丁度良い大きさでした。乾燥材を入れる容器にも収納があり、充電器やカメラのアクセサリー類が入れられます。
掛かった金額は、諸々含めて2,000円ほど。ライトな一眼レフユーザーにはこれぐらいのサイズで十分だと思います。
↑ こういう本格的なドライボックスを購入したら、この10倍以上は掛かることを思えば「簡易ドライボックス」は非常にリーズナブルです。私の場合は使うのが遅すぎるぐらいでしたけどね。今まで無事だったのが幸いでした。
ゴミや埃には自然と注意が向くものですが、目に見えない湿気って無頓着になりがちです。最近はミラーレスも普及していますし、こういったレンズのカビ対策が必要なユーザーって以前よりも増えているのではないでしょうか。
量販店などでカメラを買った場合でも、意外と保管方法まではアドバイスされないケースも多いので、「カメラの湿気が気になる」という方は利用してみてはいかがでしょうか。