宮崎マンゴーといえば東国原前知事の熱烈PRで今やすっかり高級フルーツの定番です。


先日、そんな宮崎マンゴーを家族がネットで箱買いしたようです。いつから我が家はそんなブルジョアになったのだろうか、と不思議に思っていたらいわゆる訳あり品(規格外サイズ)でした。


それでも1個1000円近くするというのですから驚きです。
 
DSC_1007

私も2、3個もらいました。もちろん人生初の「宮崎マンゴー」。届いた時点ですでに完熟状態だったので、さっそく食べてみることにしました。


DSC_1013
▲型落ち品なのでサイズは小ぶり。

DSC_1015

DSC_1017

ゴージャスにカットしていただきます。

一口食べてみると、みずみずしさと強烈な甘みが一瞬で広がります。

まぁ宮崎マンゴーですから美味しいに決まっているのですが、具体的にはスーパーでよく見る黄色いマンゴー(ペリカンマンゴー)と比べて、繊維質やえぐみなどがまったく感じられません。そのうえ香りも強烈で、しばらく部屋に甘い匂いが残るぐらいです。
 

規格外品とはいえさすが宮崎マンゴー。正直、「凄いおいしい」という月並みな感想しか出てこないぐらい文句のつけようがないお味でした。ちょっとした感動すら覚えます。
 

訳あり品でこれなら1個5000円以上するような超高級品は一体どんなお味がするんでしょうね。気になって販売店のサイトを覗いてみると「官能の味」「脳髄を刺激する味」といった言葉が並んでいました。食べものに対して使う表現とは思えませんが、とにかく凄そうです。


とはいえ、個人的には訳あり品でも十分満足いく味でした。

 
マンゴーといえば学生時代タイへ旅行に行った際、マンゴーを飽きるほど食べたことがあります。もちろん宮崎マンゴーとは比べ物にならない現地の激安マンゴーでしたが、普段マンゴーを腹いっぱい食べることなど無かったので何とも言えない満足感がありました。


そのなかで、ひとつ衝撃を受けたマンゴースイーツがありました。それが「マンゴーライス」というタイの定番スイーツです。
 
DSC03616
▲マンゴーライス。

ココナッツで甘く味付けされたもち米とマンゴーを一緒に食べる、というもの。日本人からしたら考えられない組み合わせですが、これが食べてみると意外にも美味しいのです。これは衝撃的でしたね。
 

帰国してから友人にこの写真を見せながら「マンゴーともち米って合うんだぜ!」と鼻息荒く話したときの反応の薄さといったら…まぁ、私が友人の立場でも「何言ってんだ、こいつ」となったでしょう。でも本当に美味しかったのです。
 

いや、だからといって別に「宮崎マンゴーでマンゴーライスを作ろう」とかいう前振りではありません。これはただの余談です。


…さて話を戻しますと、宮崎マンゴーと一括りに言っても1000円前後のモノから5000円以上する高級品まであり、そのブランドは厳しい等級で決められています。


最高級品は「太陽のタマゴ」というブランド。そこから2ランク下がると「完熟マンゴー」という名称になります。恐らく私が食べたのはこの「完熟マンゴー」でしょう。サイズも小ぶりでしたし、等級もきっと高いものではないと思います。
 

とはいえ、私の金銭感覚からしたら高級品であることには変わりません。今後、これ以上のマンゴーを食べる機会はまずないでしょう。
 

もし「一度、宮崎マンゴーを食べてみたいけど高すぎる」という方がいれば、型落ち品や訳あり品を試してみるのも良いかと思います。訳あり品といってもピンキリですが、サイズの型落ち品であれば見た目も綺麗ですし人にあげても喜ばれるのではないでしょうか。