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先日、当ブログはlivedoorドメインから独自ドメインへ変更しました。


これまで使ってきた「borden.blog.jp」から「neetrallife.com」というURLになりました。もしブックマークをしてくださっている方がいらっしゃいましたら、再度ブックマークをお願い致します。どうぞよしなに。


一応、事前にTwitterの方で少しだけご報告させていただきましたが、そもそも当ブログはリピーター率が良いとは言えず、アクセスの80%以上が検索流入の一見様という割合ですのでご報告する意味はあまり無かったかもしれません。


ただ、私としては1年以上使ったlivedoorドメインを、今になって独自ドメインに変更するというのは結構大きな決断でした。なぜ独自ドメインにしたのかと言うと、ありがちですが「リスク分散」と「SEO対策」です。


急に思い立ったわけではなく、半年ほど前から検討していたのですが、なかなか実行できずにいました。どの程度のリスクを負うことになるのかよく分からなかったからです。


とはいえ、こうして無事に独自ドメインへの変更も完了しましたので、誰かの参考になることを願って独自ドメインへ変更する際に気を付けるべき点、起こった変化などについて少し書き綴ってみようと思います。


独自ドメインに変更する方法と注意点


livedoorブログの場合、公式サイトにて独自ドメインへの設定方法を丁寧に説明してくれています。


私はお名前.comで独自ドメインを取得した為、ここではお名前.comでドメイン変更する場合のリンクを貼りましたが、他にもムームードメイン、バリュードメインでの設定手順もlivedoorの公式サイトには掲載されています。


特に「初めて独自ドメインの設定をする」という方は、下手に凝った方法を試すより掲載されている手順に従って作業するのが確実だと思います。ただし、設定以前の、独自ドメインを取得する段階で気を付けなければいけないポイントが3つあります。


・Whois情報公開代行にチェックを入れる

簡単に言うと、この手続きをしなかった場合、独自ドメインを取得した際に登録した個人情報がWeb上に公開されることになります。企業や法人の場合はともかく、個人でサイト運営をされている多くの人にとっては必須の設定だと言えます。


お名前.comの場合、ドメイン取得時に「Whois情報公開代行」にチェックを入れることで、無料で設定することが可能です。すると、Whois情報には運営元であるGMOインターネット株式会社の情報が表示されるようになります。


後から設定することも可能ですが、(お名前.comの場合)別途有料になるのでよほどの理由がない限り、ドメイン取得時に設定されることを強くおすすめします。


・取得したいドメインが中古か新品かを調べる

ブックオフの100円コーナーでしょっちゅう本をまとめ買いしている私です。個人的に中古は嫌いじゃありません。ただ、独自ドメインにおいては必ずしも中古が良いとは限りません。


「あえて中古ドメインをとってアクセスアップを図る」という玄人的なテクニックもあるようですが、情報弱者で初心者の私はリスキーなことは避けました。ピカピカの新品ドメインを取得。


そして、それらを調べる方法として、aguse.jp:ウェブ調査というサイトを利用しました。ここではドメインの運営歴を調査することができます。そのドメインが現在使われているのか、過去に使われたことがあるのか、ペナルティを受けたことがあるのか、といったことまで知ることができます。


試しに私が取得した「neetrallife.com」で検索してみます。


ドメインのブラックリスト判定


この通り、ブラックリスト判定結果はすべてSAFE。安全なドメインだということが分かります。「せっかく取得したドメインが以前にペナルティを受けていた」という事態を避けるためにもこの作業は必須だと言えるでしょう。


・旧ドメインは残しておく

旧ドメインはすべての移行作業が完了するまで残しておきましょう。Search Consoleの設定で必要になってきます。これは後ほど詳しく書きます。


独自ドメイン後の変化は?


結論から言いますと、PVは減りました。


ドメインを変更した翌日からPVが急落しはじめ、3~4日後にはほぼゼロに。livedoorのカテゴリーランキングでも一気に順位を落としました。


ランキング

↓ 良い時には5位以内に入っていたのが34位まで急落。

ランキング2


ですが、そこからは徐々に回復しています。しかし、未だ完全には戻っていません。


ただ、これはある程度予想はしていました。というか、これがあるから独自ドメインは早い段階で取得するべきなのでしょうね。独自ドメインへの移行はアクセスとドメインパワーが強まるほどにリスクも増していきます。


そして、一刻も早く元の状態へ戻すために行った作業がこちら。


・Search Consoleでのアドレス変更

まずSearch Consoleに登録してある旧ドメインを新ドメインへ変更するために、アドレス変更手続きを行いました。その際、旧ドメインと新ドメイン2つの認証が必要になります。この作業で旧ドメインが必要になってくるので、旧ドメインは必ず残しておきましょう。


無事、アドレス変更の手続きが済むと、徐々にインデックスの引き継ぎが行われます。引き継ぎデータ(記事の数)が多ければ多いほど反映されるのに時間が掛かると言われています。


そして、引き継ぎが行われたからと言って検索順位や検索流入が以前の状態に戻るとは限りません。その一方で、以前より良くなったという人も大勢います。変化なしと言う人もいるでしょう。


このあたりの理由については色々と言われています。


例えば、「運営サービスのドメインだったからこれまで上位に表示されていた」とか、「ドメインの種類(.comや.jp)で1ページ目に表示される数が決まっている」など。あるいは「古くなった情報の記事が追いやられただけ」等、調べるとキリがありません。


思いのほか運の要素も強いようです。とはいえ、まだひと月も経っていないので私も以前の状態に戻ることを願って、しばらく様子を見てみようと思います。ちなみに、一週間ほどでアクセスが半分近くに戻ったので希望はありそう。


インターネットをしていると、何十万PVを稼ぐブログや大手まとめサイトでも独自ドメインをとっていないサイトもあったりして、疑問に思っていたのですが、そこまでPVが増えてしまうと途中から独自ドメインに変えるというのは確かにリスクが大きいのでしょうね。


掛かった費用は?


最後に費用について書きます。


今回、「.com」ドメインを1年登録(自動更新)で契約し、掛かった費用は税込151円でした。お名前.comはしょっちゅうセールや値引きをしているので思いのほか安く済みました。


ちなみに決済はクレジットカードです。クレジットカードの場合、自動で更新してくれるので更新を忘れる心配がないので安心。


「最初は気軽に始めたブログがいつしか本気に…」という方も多いと思います。独自ドメイン自体はそれほど高い買い物ではないので(モノによりますが)、これを機に思い切って独自ドメインしてみるという選択も良いかもしれませんよ。


雑感


今回の記事はあくまで私個人の体験をベースに書いたものですので、他のケースにも当て嵌まるかは分かりません。ただ、“1年以上運営したブログを独自ドメインへ切り替えた一つの事例”として、何かしらの参考にしていただけたら幸いです。