自宅のテレビでHuluを観るため「新型Chrome cast」を購入してみました。
2016年2月から日本で発売され半年ほどが経ちますが、世間の評判は上々のようです。ということで今回はそんな「新型Chrome cast」を実際に1ヶ月ほど使ってみた感想などを書いてみようと思います。
Chrome cast(クロームキャスト)とは?
一言でいうと、「スマホのコンテンツをテレビに映し出すための中継器」といった所でしょうか。
例えば、「You tubeやHulu、Netflixなどの映像コンテンツを自宅テレビの大画面で観たい」という場合に使われます。Chrome castをテレビのHDMI端子に差し込み、Wi-Fi接続することでスマホをリモコン代わりにしてコンテンツを自宅テレビで楽しむことが可能になります。
箱の中身はこんな感じ。
入っているのはChrome cast本体、ケーブル、電源アダブタの3つだけ。色は3種類あるなかでブラックを選択しました。シンプルな作りです。手の平に納まるサイズで場所を取りません。
ちなみにAmazonでは取り扱っていなかったので楽天で購入しました。
接続・設定方法について
私自身、初めて使うモノだったので「設定が面倒だったら嫌だなぁ」という不安がありましたが、実際は拍子抜けするぐらい簡単でした。そもそも説明書が入っておらず、あるのは帯に書かれた3つの手順のみ。この通りにやればトントン拍子に進んでいきます。
まずはテレビに本体を接続。HDMI端子が一つ空いていればOK。テレビにUSB端子があるとコンセントから電源を取らずに済むので尚のこと便利です。これでタコ足配線を増やさずに済みます。
次にテレビの入力切替えでChrome castが接続されている端子へと切り替えると、セットアップ画面が出てくるので表示される指示に従ってセットアップをしていきます。
一つだけ気を付ける点としては、最初の更新に30分ほど時間が掛かったのである程度時間に余裕がある時にやるのがいいでしょう。とはいえ、更新中はやることもなくただ終わるのを待つだけなんですけどね。
その後、スマホにダウンロードしたChrome cast専用アプリからスマホの画面・音声をテレビにキャストしてみて、無事に表示されればセットアップは完了。更新の待ち時間を除けば、作業自体は10分ほど。簡単なもんです。
例えば「Hulu」の場合、接続後はこのような画面がテレビに表示されます。
そして、スマホに入れているHulu専用アプリで再生したい映像を選択すると、テレビ画面が映像に切り替わり再生されます。You tubeなども同様。
▲それ以降は、YoutubeやHuluなどChrome castに対応しているアプリを起動すると、こういったキャストマークが表示されるようになるのでワンタッチで接続することが可能になります。
新型Chromecastを1ヶ月ほど使ってみた感想
現状、これといった不満は特にありません。
ほぼ連日、テレビでHuluを再生していますが、今のところ「音がズレる」「映像が停まる」といった不具合はほとんどありませんし、接続も平均2~3秒ほどなのでストレスを感じることもありません。十分快適といっていいでしょう。
ただ一つだけ注意点を挙げるとしたら、You tubeにアップされている動画は大画面に耐えられない低画質なものが多いため、テレビで再生するとモザイクのようになってしまうものも多いです。とはいえ、これはスマホで再生してても分かることでしょう。
また、「接続中はスマホのバッテリー消耗が激しいのだろうか?」と思っていたのですが、そんなことはありませんでした。もちろんゼロではありませんが、少なくとも私が使っているスマホ(zenfone)では映画1本観ても10%ほどの消耗でした。これは嬉しい誤算でしたね。
他にも、接続中にスマホをスリープモードにしたり、他のアプリを起動したりネットサーフィンをすることもできます。例えば、テレビでYou tubeの動画を再生しながら手元のスマホでゲームをすることも可能です。ただ、確実に負荷が掛かるのでスマホのスペックによっては支障がでるかもしれません。
とはいえ、自宅にネット環境が整っていて、そこそこスペックの高いスマートフォンであれば問題無く使用することが可能だと思います。パソコンやタブレットで接続する場合においても同様でしょう。
導入後の変化
何と言っても、部屋の置物と化しつつあったテレビの使い道が増えたのは大きいですね。
基本的には映像コンテンツを再生するのに使っていますが、スマホに入れている音楽をテレビのスピーカーで流したりもしています。大きいスピーカーを持っていないので意外と音楽再生にも重宝しています。
また、自宅テレビで映像コンテンツを映せるようになったので、家族や友人など複数人で動画配信サービスを楽しめるようになりました。というか、これを目的に買う人が多いではないでしょうか。
Chrome cast自体の耐久性についてはまだ分かりませんが、今となっては映画も音楽もほとんどネットで済ませている私としてはこれからも長く使っていきたいものです。