「ドトール・日レスホールディングス」の株主優待が2016年度から変更になったようです。
最近、やけに去年書いたドトールの優待記事にアクセスが集まると思っていたら、今年も優待の時期になっていました。ということで先日、私のもとにもドトールさんから株主優待が届いたのですが、去年までは段ボールだったのが今年は封筒に。
そこにははっきりと「株主優待在中」と書かれていました。どういうことでしょうか?去年まで段ボールで届いた優待セットはどうなったのでしょうか?
ということで、2016年度から新しくなった「ドトール」の株主優待についてご紹介したいと思います。
「去年以前と何が変わったのか?」、という点に関しては一目瞭然です。
▼2015年度までの優待がこちら。
▼そして2016年度からの優待がこちら。
ずいぶんペラペラになりました。
見ての通り、決定的な違いは株主優待がドリップコーヒーの現物から「プリペイドカード」に変わったことです。その理由としては以下のよう。
その結果、株主優待の金額も大幅に変わりました。
2015年度までの株主優待
100株以上500株未満の保有⇒2,500円相当の商品
500株以上の保有⇒4,500円相当の商品
2016年からの株主優待
100株以上300株未満の保有⇒1,000ポイント(1,000円)分のドトールバリューカード
300株以上500株未満の保有⇒3,000ポイント(3,000円)分のドトールバリューカード
500株以上の保有⇒5,000ポイント(5,000円)分のドトールバリューカード
つまり、300株未満保有の株主にとっては改悪、300株以上保有の株主にとっては改良ということになります。なるほど、これが「一定の株式を保有する株主への還元率の向上」ということのようです。
いや、それにしても一単元(100株)保有の私からしてみたら、いきなり1,500円もの減額というのは極端過ぎる気がします。今期の配当金額(1,400円)よりも大きい額の減額ですからね。
確かにこれまでの優待内容は一単元(100株)保有者と一定数量(500株以上)保有者で、多少の不公平感はあったかもしれません。とはいえ、経営状態は安定しているようですし、こんな露骨なやり方ではなく、もう少し上手い着地点はなかったのかと思いますね。
今回の優待で発行されたドトールバリューカードですが、全国のドトール店舗で発行されているカードと同一のモノのようです。
ちなみに普通に発行した場合、発行手有料が300円掛かりますが、300円分のポイントがキャッシュバックされるため実質無料で発行できるカードとなっています。
1,000円単位で入金することができて、プリペイドカードとして利用可能。一回のチャージ金額が2,000円以上の場合はチャージ金額の5%分がポイントとして付与され、商品購入に対しても100円毎に1%分がポイントとして付与されるそう。
ポイントの有効期限は1年間。期限中に利用すると利用日から1年延長になるようです。
ざっくり見た限りでは可もなく不可もなくといった感じですが、2,000円分をチャージして使えば少なくともTカードよりは還元率が良くなるので、ドトールを頻繁に利用する人は持っておいて損はないカードだと言えます。
今回の変更は、300株未満保有者と300株以上保有者で評価が分かれる変更になったと言えます。ただ、個人的には金額うんぬんより、ポイント制になったことで株主優待の特別感が薄れてしまったことも残念に思います。
実際、Yahooファイナンスの掲示板などを見ても、今回の変更を肯定する声は多いとは言えません。一方、ドトール側としては優待と配送に掛かるコストを削減できて、株主に店舗へと足を運ばせる狙いもあるのでしょう。
ただ私としては、この銘柄は株主優待を目当てに買った銘柄だったので、もしも優待が最初から1,000円分のポイントだったら買っていなかったかもしれません。恐らく、そう感じている株主は少なくないと思います。
以上、個人的には残念な変更となってしまったドトールの株主優待でした。
最近、やけに去年書いたドトールの優待記事にアクセスが集まると思っていたら、今年も優待の時期になっていました。ということで先日、私のもとにもドトールさんから株主優待が届いたのですが、去年までは段ボールだったのが今年は封筒に。
そこにははっきりと「株主優待在中」と書かれていました。どういうことでしょうか?去年まで段ボールで届いた優待セットはどうなったのでしょうか?
ということで、2016年度から新しくなった「ドトール」の株主優待についてご紹介したいと思います。
これまでと何が変わったのか?
「去年以前と何が変わったのか?」、という点に関しては一目瞭然です。
▼2015年度までの優待がこちら。
▼そして2016年度からの優待がこちら。
ずいぶんペラペラになりました。
見ての通り、決定的な違いは株主優待がドリップコーヒーの現物から「プリペイドカード」に変わったことです。その理由としては以下のよう。
今般、一定の株式数を保有される株主様への還元率の向上と当社サービスをご利用いただきたく、以前より多くの株主様からご要望いただいておりました全国のドトールコーヒーショップにてご利用可能な株主優待制度に変更することといたしました。
その結果、株主優待の金額も大幅に変わりました。
2015年度までの株主優待
100株以上500株未満の保有⇒2,500円相当の商品
500株以上の保有⇒4,500円相当の商品
2016年からの株主優待
100株以上300株未満の保有⇒1,000ポイント(1,000円)分のドトールバリューカード
300株以上500株未満の保有⇒3,000ポイント(3,000円)分のドトールバリューカード
500株以上の保有⇒5,000ポイント(5,000円)分のドトールバリューカード
つまり、300株未満保有の株主にとっては改悪、300株以上保有の株主にとっては改良ということになります。なるほど、これが「一定の株式を保有する株主への還元率の向上」ということのようです。
いや、それにしても一単元(100株)保有の私からしてみたら、いきなり1,500円もの減額というのは極端過ぎる気がします。今期の配当金額(1,400円)よりも大きい額の減額ですからね。
確かにこれまでの優待内容は一単元(100株)保有者と一定数量(500株以上)保有者で、多少の不公平感はあったかもしれません。とはいえ、経営状態は安定しているようですし、こんな露骨なやり方ではなく、もう少し上手い着地点はなかったのかと思いますね。
ドトールバリューカードってなに?
今回の優待で発行されたドトールバリューカードですが、全国のドトール店舗で発行されているカードと同一のモノのようです。
ちなみに普通に発行した場合、発行手有料が300円掛かりますが、300円分のポイントがキャッシュバックされるため実質無料で発行できるカードとなっています。
1,000円単位で入金することができて、プリペイドカードとして利用可能。一回のチャージ金額が2,000円以上の場合はチャージ金額の5%分がポイントとして付与され、商品購入に対しても100円毎に1%分がポイントとして付与されるそう。
ポイントの有効期限は1年間。期限中に利用すると利用日から1年延長になるようです。
ざっくり見た限りでは可もなく不可もなくといった感じですが、2,000円分をチャージして使えば少なくともTカードよりは還元率が良くなるので、ドトールを頻繁に利用する人は持っておいて損はないカードだと言えます。
雑感
今回の変更は、300株未満保有者と300株以上保有者で評価が分かれる変更になったと言えます。ただ、個人的には金額うんぬんより、ポイント制になったことで株主優待の特別感が薄れてしまったことも残念に思います。
実際、Yahooファイナンスの掲示板などを見ても、今回の変更を肯定する声は多いとは言えません。一方、ドトール側としては優待と配送に掛かるコストを削減できて、株主に店舗へと足を運ばせる狙いもあるのでしょう。
ただ私としては、この銘柄は株主優待を目当てに買った銘柄だったので、もしも優待が最初から1,000円分のポイントだったら買っていなかったかもしれません。恐らく、そう感じている株主は少なくないと思います。
以上、個人的には残念な変更となってしまったドトールの株主優待でした。