• 作品概要

司法試験の替え玉受験を引き受けたことで大学を退学になった青年・マイクは、祖母の治療費のため悪友から持ちかけられた大麻取引のバイトを引き受けることに。しかしそれは警察のおとり捜査だった。

その頃、マンハッタンンの大手法律事務所に勤める敏腕弁護士・ハーヴィーは事務所の命令によりアソシエイト弁護士を雇うことになる。そんな彼の前に現れたのが警察から逃れるため偶然面接会場に現れたマイクだった。

マイクのもつ抜群の記憶力に興味をもったハーヴィーは、あろうことか大学中退で弁護士資格すら持たないマイクをアシスタント弁護士として採用してしまう。そんな秘密を抱えた二人は周囲を取り巻く人間関係に奔走されながらも、パートナーとして難しい訴訟案件を次々と解決していく。

• 雑感

戦略や交渉術など観ていて感心させられます。まさにスタイリッシュという言葉がぴったりのリーガルドラマ。弁護士同士のやり取り、次第に見えてくる人間関係が話を面白くしていきます。カッコイイ弁護士たちの頭の良い仕事ぶりが観られるので、スッキリしたいという方にオススメのドラマ。

• 作品概要

診断医として名高いグレゴリー・ハウスは型破りで偏屈な天才医師。その言動から周囲を引っ掻き回しているが、診断医としての能力は抜群に高く、原因不明の難病を抱えた患者たちが毎日ハウスの診断を受けにやってくる。

治療のためなら手段を選ばないハウスは部下にも犯罪行為を強要するなどやりたい放題。しかしそれが災いして、様々な局面で追い込まれていく。問題を抱えた天才医師ハウスが下す診断と決断とは＿。

• 雑感

あらゆる意味でコンプライアンスに欠けている主人公ですが、その破天荒さと偏屈さはあまりに突き抜けていて魅力的にさえ思えてきます。医療版シャーロックホームズといった感じで、解決までのプロセスと登場人物たちの人間模様を楽しむ作品。

作品自体が面白いのはもちろんですが、日本でもヒットした要因一つに主人公の日本語吹き替えを担当された木下裕之さんの演技力も大きいように思います。一声聞いただけで、「あぁ、なるほど」と納得するほどハウスという人間をうまく表現されていますので、ぜひ日本語吹き替えで鑑賞することをオススメします。Season8まで続いた長い作品ですが、医療ドラマが好きな方は観ておいて損はないはず。

• 作品概要

“シャーロックホームズを現代に蘇らせたら”というコンセプトのドラマ。21世紀のシャーロックホームズは「コンサルタント探偵」という肩書でロンドンの数々の事件を解決している変わり者。

一方、アフガン戦争でPTSDを患い、仕事と暮らしに困っていた元軍医のジョン・ワトソンは知人の紹介でホームズと出会い家賃折半でルームシェアをすることに。行動をともにするようになった2人は舞い込んでくる奇妙な事件を次々と解決していく。しかしその事件の裏には陰謀が潜んでいた。

• 雑感

制作側にしてみても「シャーロックホームズを現代に蘇らせる」という着想は賭けだったでしょうね。それを本当に上手いこと現代に蘇らせています。あのホームズがiPhoneを使い、ワトソンがブログを書く。原作にはないデジタル機器を駆使して事件解決を図っていきます。

それでいてまったく違和感を感じさせず、難解でスリリング。ベネディクト・カンバーバッチの名を世に知らしめた評判にたがわぬ作品です。先日、特別編「SHERLOCK / シャーロック　忌まわしき花嫁」も劇場公開され、ドラマの方の続編も期待できそうです。



「これぞアメコミ！」という作品です。実際、主人公の雰囲気やコスチュームなども某アメコミ映画に似ていますが、こちらの方が全体的に人間臭いです。

主人公は超人的なスピードで動ける強いヒーローかと思いきや、だいたい初戦はボロ負け。最後は周囲の人間に助けられて、いつもギリギリで勝利。そんな戦いを通して主人公が成長してく過程がうまいこと描かれています。こういう部分を丁寧に描けるのが海外ドラマの良いところですね。

典型的なアメコミ作品で、比較的先が読めてしまう部分もありますが、それを差し引いてもとても面白い作品でした。また、こちらは「ARROW/アロー」という別作品とリンクしていたり、名作「プリズンブレイク」で主人公を演じていた役者が悪役で出ていたり、コアな海外ドラマファンを楽しませる演出も豊富です。

マーベルのようなアメコミ系作品が好きという方は、まず間違いなく楽しめる作品だと思います。

• 作品概要

舞台は中東にある「アブディン」という独裁国家。「アブディン」の独裁者を父に持つ主人公・バッサムは父親の恐怖政治に反発し、若くにアメリカへと移住する。以来、20年間アメリカで生活し、小児科医となって家庭を築き、アメリカで安定した生活を送ってきた。

そんなある日、兄の息子である甥が結婚するという報せが届く。 家族から説得を受けた主人公は20年ぶりに母国へ帰国することに。しかし帰国してほどなく国を揺るがす大事件が次々と起こる。独裁者の一族である葛藤に苦しむ主人公と権力に染まりきった兄、そして充満する国民の不満。

独裁国家「アブディン」がたどり着く未来とは＿。

• 雑感

独裁国家を舞台にドラマを作ってしまうあたり、さすがアメリカという印象です。これまでに無かったテーマではないでしょうか。現在、Season3までHulu限定で配信されています。

兄弟愛こそあるものの、アメリカ社会に染まった弟と母国で巨大な権力と富に溺れてしまった兄との悲しいまでの相容れなさ。独裁者の一族として主人公バッサムが今後どういった決断をしていくのかとても興味深い作品です。
 

---

まとめ

いかがでしたでしょうか。

他にもお勧めしたい作品は多々あるのですが、あまり数だけ取り上げてもまとまりが無くなるので5作品に絞りました。

また、紹介している作品は2017年5月時点での情報になります。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。

これは私自身にも言えることですが、「Hulu」のような動画配信サービスは「いつでも観られる」と思ってしまいがちです。ですが、新しい作品が配信されると同時に配信終了になってしまう作品も数多くあります。

ですので、見たい作品があれば後回しにせず、早めに視聴されることをおすすめします。2週間の無料お試し期間を上手く使って観賞してみてはいかがでしょうか。

⇒ 2週間は無料で利用できるHuluへの登録はこちらから