まだまだ乾燥する日々が続きますね。
 

私は毎年、この時期になると唇の乾燥に悩まされています。特に11月から4月ごろにかけてが酷く、何もしないと乾燥してひび割れた鏡餅のような状態に。「いま口を開けたら唇が切れるな…」という感覚が冴えわたっていく悲しさといったら。


そんな体質なので物心ついたときからリップクリームが手放せない人生を送ってきましたが、小さい頃はそのことでよくからかわれたものです。安いファッション誌が煽るような「唇が荒れている男はモテない」的な記事を目にするたびに「そんな呑気な話ではない」と怒りすら沸いてきます。乾燥とは常に闘いです。


そこで今回は、過去の使用歴などを振り返りながら「リップクリーム」を症状別にまとめてみたいと思います。なお、本記事では男性視点で、スティックタイプかつ身近に手に入るものに限定して取り上げていきます。


STEP1:最初に手にするリップクリーム

メンタームor メンソレータム 「薬用リップスティック」

「初めてがこれだった」という人も多いのではないでしょうか。というか私がそうでした。子供の頃、親にリップクリームをねだると必ずと言っていいほどこの薬用リップスティックを買い与えられていました。


なぜかと言うと「安いから」。この一言に尽きます。どこでも手に入り、どこで買ってもお買い得。それでいて知名度も抜群。「メンソレータム」と「メンターム」の薬用リップスティックはリップクリームの登竜門と言っても過言ではありません。


いえ、決して馬鹿にしているわけではなく本当にコストパフォーマンスに優れたリップクリームだと思います。これで治るのであればそれに越したことはありません。


ただ、個人的な意見を言わせてもらうと、これは症状が軽い人向けだと思ってます。乾燥してつい唇を舐めてしまう程度であれば問題無いのですが、酷くなってくるとリップクリームを塗ったときの摩擦やメントールの刺激でさえも痛みを感じるようになるのです。


そうなってきたら、STEP2へ。


STEP2:中価格帯のリップクリーム

リップクリームを何種類か使うようになってくると、たった100円の差で使用感にかなりの違いが出てくることに気がつきます。それが顕著に感じられるようになるのが、1本300円台の中価格帯リップクリーム。


メンズ用だと、「uno」、「ギャツビー」、「NIVEA」あたりがドラッグストアでは主流になってくるかと思います。ただ、このあたりは身も蓋もない言い方をしてしまえば、ドングリの背比べに近いものがあります。


「好みによる」と言ってしまえばそれまでなのですが、300円台、保湿力がある、テカテカしない、無香料、人前で使っても恥ずかしくないデザイン…など「メンズ用としての総合的な使いやすさ」を重視するなら個人的には「NIVEA」をオススメします。


ただ、このあたりの価格帯で有名メーカーともなると、効果・効能も比較的横並びという印象で「突出して他とは違う」というモノはあまり多くない印象です。


どれを買ってもそれなりに効果的ですし、それよりも「匂いが好き」、「使い勝手がいい」といった個人の使用感で最も好みが別れるゾーンだと思います。

 
STEP3:即効性重視のリップクリーム

ここからは比較的重症な場合です。


例えば、「皮が剥けて、すぐに出血してしまう」まで悪化してしまった場合、とにかく保湿力が高くて傷口を刺激しないモノを選びましょう。個人的には次の2つがオススメです。

一つ目は「メンソレータム プレミアムリッチモイスト」。


STEP1で登場したメンソレータムの上位商品。価格は400円前後と中価格帯レベルですが、保湿力の高さは頭一つ抜けている印象です。また、保湿力の高いリップクリームにありがちな唇のテカつきが控えめなのも男性としては嬉しいポイントでしょう。


ただ、「無香料」であっても若干匂いが感じられるので、「何がなんでも無香料が良い」という人には注意が必要かもしれません。


2つ目は「DHC 薬用リップクリーム」。


ドラッグストアでは600円前後の高価格帯商品ですが、値が張るだけあって保湿力が抜群に高く、唇との摩擦がほとんど感じられないぐらい滑らかに塗れます。また、唇の粘液になじむ成分を使っているので傷に沁みることもなく、初めて使ったときは感動すら覚えました。


ただ、最大の欠点は「女性向けのデザイン」だということ。ピンクのリップクリームを塗って唇をテカテカにしている男がいたら…と考えると、これを人前で使うのはちょっと勇気がいります。


ですので、私は自宅限定で使っていましたが、やはり効果は高かったですね。個人的にはここに挙げたどのリップクリームよりもそれを顕著に感じました。治すことを一番の目的と考えた場合、男性でもこれを使うだけのメリットは十分にあると思います。


まとめ

いかがでしたでしょうか。


当然ながら、ここで紹介したものは一部に過ぎません。基本的にはドラッグストアに並んでいるであろうラインナップから個人的に良いと思ったモノを経験で選んでみました(予算1,000円以内)。


他にも良いモノは沢山あるでしょうし、最終的にはご自身で使ってみて判断するほかありませんが、その1本を選ぶ際の参考にでもして頂けたら幸いです。


※本記事はあくまで個人的な感想です。またアレルギー等が心配な方は、必ず成分を確認されることをお勧めします。