冬になると「空気が澄んでくる」と言いますが、それは外の話であって家の中がそうとは限りません。私なんかはこの時期エアコンがんがんです。特に我が家はコタツなどを置いていないので、冬はエアコンに頼りっきり。


そんな私の部屋のエアコンは、今は無き松下電機(現・パナソニック)のナショナル製。


老骨にムチ打たせて使っているわけですが、ここ最近エアコンの調子が良くありませんでした。動作がやや不安定。使用年数を考えると「そろそろお迎えが来たかな」という感じですが、付き合いが長い私には分かります。


エアコンが「掃除をしろ」と訴えかけていることに。


最近のエアコンは、自動でフィルターの掃除をしてくれる賢いものがあるようですが、もちろん私のエアコンにそんな機能はありません。自動清掃どころか「省エネ」とも無縁の骨董品。師走ということで大掃除も兼ねて溜まりに溜った1年ぶんの汚れを落としていきます。

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まずはエアコンのフロントパネルを開け、フィルターを取り出します。このうっすらと雪が積もったように白くなっているのがすべて埃。酷いもんです。この時点で鼻がムズムズしてきます。エアコンのフィルター掃除の際にはマスクを着用されることをオススメします。


さっそく掃除機を使って綺麗にしていきましょう。

こういう時、ヘッドがブラシ付きのものを使うと楽にとれます。そして、最後にウェットティッシュなどで拭くとさらに綺麗になります。

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▲掃除前のフィルター(左)、掃除後のフィルター(右)。

違いは一目瞭然。このホコリを通した空気を吸って生活していたとは考えたくないですね。「霞を食って生きていけたら」と思っている私でも埃だけは遠慮したいものです。今度はもっと豆に掃除しようと思います。

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フィルターを綺麗にしたら、お次は本体のほうを手が届く範囲で掃除していきます。特に送風口は汚れやすく、黒い汚れ(カビ)が奥まで付着しているのがわかります。本当に汚いので、苦手な方は閲覧注意。


ちなみに数年前、専門の業者を呼んで家中のエアコンを徹底的にクリーニングして貰ったことがあるのですが、中から汚い汁がドバドバ出てきて、こんなに汚れるものかと驚いたことがあります。家族全員非喫煙者で、普通に使っていただけなんですけどね。


最近のエアコンはどうか知りませんが、古いエアコンは特に汚れが溜まりやすいのかもしれません。とはいえ、お金をかけて業者に古いエアコンを掃除してもらうというのも気が引けます。けっこう良いお値段しますしね。


ということで、素人の手が届く範囲で抗菌ウェットティッシュなどを使ってカビを取り除いていきます。エアーダスターなどを使うと効果的なのですが、間違いなくカビと埃が舞いそうなので今回は止めておきました。


例えばこういうエアコン全体を覆ってしまえる物があれば、もっと大胆に掃除もできたんですけどね。そこまでの用意はしていなかったので、今回は周りを汚さないように掃除をすることで手一杯。


猫の額並みに狭い私の部屋ではエアコンの掃除をするのも一苦労。

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うん、こんなものでしょうかね。


掃除をしたらエアコンの調子も良くなりました。こうして毎度よくなってしまうから買い替える機会を失っているとも言えます。もうとっくに減価償却できているはずなので、電気代なんかを考えると「省エネ」のものに替えた方が良いんですけどね。


完全に綺麗になったとは言えませんが、これでしばらくは埃にまみれた空気を浴びずに済みそうです。