世の中には、エスプレッソにミルクを注いで絵を描く「ラテアート」というものがあります。カフェなどで注文したことがあるという方も多いのではないでしょうか。

なかには芸術的なまでに美しいラテアートもあり、個人的に前々から一度やってみたいと思ってはいたのですが、これがなかなかハードルの高いものだと最近知りました。

まずエスプレッソマシンが必要になってきます。

お試し気分でやるには経済的なハードルが高すぎる、ということで自宅でやるのは諦めていたのですが、先日、ゲームセンターでこんなものを落としてきました。

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というのも私は過去にこんな記事を書いたぐらいには「よつばと!」という漫画に登場するダンボーというキャラに愛着があり、巷でダンボーを見つけてはちまちまと集めていたりします。えぇ、似合わないのは分かっています。

ただ、このマグカップに興味を惹かれたのはそれだけではありません。

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「ラテアートが作れるプレート付き!」

この言葉にやられました。だってダンボーのラテアートですよ?ダンボー好きとしては見過ごせません。

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そして中身がこちら。

全2種類で私がゲットしたのものは目が光っているバージョンでした。もう一種類は目が光っていないバージョンになります。マグカップはなかなか丁寧な作りで、しっかりとした陶器製。その反面、付属のプレートが安っぽいのは気になります。明らかにおまけっぽいですね。

さて、それじゃあさっそくラテ・アートを作っていきますか。

・・・で、作り方は?

肝心のマニュアルが見当たりません。あれ?ラテアートって説明が無くても作れるぐらい一般的な知識でしたっけ?私に教養が無いだけでしょうか。

いや、そもそもマグカップとプレートだけでラテアートって作れるものなのでしょうか。よく考えたら色々と疑問だらけなのですが、とりあえず試行錯誤してみることに。改めて言いますが、我が家にエスプレッソマシーンなどという小洒落た代物は無いので、あるもので試していきます。

まずは珈琲からいってみましょう。

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淹れてみて分かったのですが、このマグカップ思いのほか大きい。けっこうな量が入ります。

さて、珈琲と言えばコーヒーフレッシュ。ということでマグカップにプレートを載せ、顔になっている部分からコーヒーフレッシュをかけてみました。

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あぁ…嫌な予感しかしません。すでに結果は想像がつきますが、プレートをそっとどかしてみます。

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うん、そりゃプレート越しに珈琲にフレッシュを入れただけですからね。私も十中八九無理だとわかっていましたよ。だって珈琲にフレッシュを入れただけだもの。

この後、珈琲はスタッフ(私)が美味しく頂きました。

さて、気を取り直してお次はココアで試してみることに。ただの珈琲では液体の比重的にも上にものを浮かせるのは難しそうなので、少し濃い目のココアを用意してみることに。

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先ほどの失敗から、今度は液体ではなく粉末のクリープを使用してみることにします。粉末であれば混ざるまでに時間がかかるのではないかと。プレートの上から粉末を少量振りかけていきます。

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なんでしょうね…このバイオレンスな絵面は。

とはいえ、珈琲とフレッシュの時よりも少しだけ希望は持てそうです。

さぁ、オープン。

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夢も希望もありませんでした。

百歩譲って、確かに眼と口があるということは判別できます。ですが、これは断じてダンボーではありません。というか何者でもありません。あえて言うなら、ココアの三ヶ所にクリープを零しただけ。そして、私のお腹がタプタプになっただけ。

結果、無理でした。

考えてみたらラテアートって、エスプレッソにミルクを注いでいき、その際に生じる模様を使って絵を描いていくものだった気がします。今回のように、このプレートの上から何かを注いだり、かけたりしても「〇△〇」の輪郭を保持するのは不可能なのではないかなぁと。

とは言っても、王道のエスプレッソを使っていませんし好意的な見方をすれば私のやり方が駄目だったのかもしれません。どなたか正しい方法をご存じの方がいらっしゃったら是非教えて頂きたいです。

まぁ、あくまでオマケなのでそう目くじらを立てても仕方ないのですけどね。マグカップの方はしっかりしたものだったので、ダンボーファンとしてはそれで十分です。ただ、普段用に使うには少し大きすぎるのでインテリアとして飾ることにします。

個人的には機会があれば一度本格的なラテアートというものを体験してみたいと思っているのですが、この手のものは客層的に(男一人では)厳しいものがありますからね。

また機会を見て再挑戦したいと思います。

続編記事エスプレッソマシンを使わずにラテアートを作る -解決編ー