最近、少しづつ長距離を運転するようになり、ようやく私も“自宅周辺限定ドライバー”から脱却できそうです。まあ慣れてきた頃が一番危ないと言いますけどね。
そこで先日、運転の練習も兼ねてぶらっと愛知県豊田市の方までドライブに行ってきました。なぜ名古屋ではなく豊田なのかと言うと、「名古屋の中心部を走るのが怖いから」という単純な理由から。
名古屋走り、片側四車線、変則交差点…etc.命がいくつあっても足りません。
ということで平和な豊田市へと向かうことに。それに豊田は自動車の街でもあります。昼過ぎに家を出て、長久手から飯田街道を順調にひた走り、足助町を抜けた先にある「ドライブイン伊吹神」というところでひとまず休憩をとることに。

最近は道の駅やSAも充実してきて、観光地化するようなところもあるなか、こういういかにも閑散とした雰囲気のドライブインは久しぶりです。というか“ドライブイン”という言葉自体懐かしい響き。
昼食というには遅過ぎる時間でしたが、まだ営業時間だったのでこちらで昼食を頂くことに。周囲にお店が無さそうだから、というだけの理由で選んだお店でしたが、結果的にはここで食べて正解でした。
とりあえずお店のお勧めだという五平餅と自然薯そばを注文。これから自然薯を擦るので少し時間がかかると言われ、待つこと15分。目の前に注文した品が運ばれます。

こんな事を言っては失礼ですが、想像していた以上に美味しかったです。いや、本当にどれもクオリティが高くて驚きました。
五平餅は焼きたてでタレが香ばしく、口にすればモチモチ。自然薯そばの方も、弾力のある自然薯は箸で摘まめるほどの粘り気。香りも味も申し分ありません。
気になってその場で調べてみると、やはり評判の良いお店でした。 こういうお店を隠れた名店と言うのでしょうね。ついでにこの近くに「伊勢神トンネル」という有名な心霊スポットがあるという嬉しくない情報も入手。
うん、夜に来なくて良かった。
「さて、これからどこへ向かおうか?」と考えながらGoogleマップを眺めていると、近くに「黒谷渓谷」なる場所を発見。情報は少なかったのですが、どうやら景色が綺麗だというのでそこへ向かうことにしました。
ドライブイン伊吹神から黒谷渓谷までは車で30分ほどの距離。ナビを頼りに車を走らせます。

しばらくすると少し不安になってくるほどの山奥へと入っていきます。この辺りからだんだん道幅が狭くなっていき、対向車が来てもすれ違えないほどの狭さに。幸いなことに対向車は来ませんでした。
この辺りは民家も数えるほどしかありません。世界的大企業・トヨタ自動車がある豊田市は、敷地面積が名古屋市よりも大きく、合併を繰り返した結果、現在では東京23区よりも広いとか。ただ、その大半はこういった山間部だそう。
そんなこんなで木の枝に車を引っかかれつつ目的地へと到着。

最初は道を間違えたのかと思いましたが、黒谷渓谷にある唯一のレストラン「渓流荘」さんの駐車場に車を停めさせてもらいました。それにしてもまた凄いところにレストランがあります。


なかの雰囲気は抜群。まさに森のレストランといった感じ。こちらでは主に山と川の幸を使った料理を提供されているそう。ただ残念ながらその日はもう営業時間が終わってしまいました。どうせなら川魚の塩焼きなどを頂きたかったのですけどね。残念。
ちなみに写真の右側に映っているのは泣く子も黙る「マツタケ」様。獲れるもんなんですね。上の方にコース料理の張り紙がちらっと見えますが、ちょっと私には手が出せないお値段。でもお店の方のご好意で松茸の匂いだけ嗅がせて貰いました。
うん、良い匂い。ただ、そもそも松茸の匂いをしっかり嗅いだ経験が無かったので「これぞ松茸!」という感想が生まれないのが悲しいところです。ともあれ良い経験ができました。


レストランの奥には、自然が感じられるバーベキュー設備や魚のつかみ取りができる釣り堀がありします。こういうところは子供が喜びそうです。
さらにその奥、傾斜に作られた階段を下りて行くと。


非常に綺麗な渓流を目にすることができます。
聞こえてくるのは川の音だけ。静寂にて静謐。秘境感が凄い。
「よし、入るか。」
といっても、いい歳した大人ががっつり水遊びをする訳にもいきません。それは無邪気ではなく無謀というもの。帰りのことも考えてズボンを捲り、足首あたりまで入ってみることに。
うん、氷水のように冷たい。そうでした、もう10月でした。

冷たさで足の感覚を麻痺させつつ、川底を覗いてみると水の透明度がよく分かります。
水面に顔を近づけて更に目を凝らすと、水中でキラキラと金色に光るものを発見。まぁ、おそらく雲母(鉱物の一種)の類でしょうが、一瞬金かと思ったのも無理からぬ話。童心に返っても煩悩は消えません。
とはいえ、この時期は水が冷たいので足だけでも長時間浸るのは厳しいです。まぁ秋ですからね。真夏だったら気持ちよく水遊びができたことでしょう。

いやぁ、思いつきで訪れた「黒谷渓谷」でしたが秘境感漂う良い場所でした。
こちらはシーズンになればバーベーキューに川遊び、渓流釣りなど色々なことができそうです。ただ、道が非常に狭いことと駐車場が限られた場所にしかないので、大人数でワイワイするより少人数でゆったり楽しむほうが向いているかもしれません。
心残りと言えばレストラン「渓流荘」さんで食事ができなかったことですが、お店の方は気さくで親しみやすく、きのこやレストランの話しなどを聞かせてくれました。もし機会があれば、次はぜひ利用したいものです。
短い滞在でしたが、暗くなると帰りの道が心配なので夕方には渓谷を出ることに。帰りは近くにある矢作湖の周囲を走ったのですが、黒谷渓谷から矢作湖にかけての景色が抜群でしたのでドライブスポットとしてオススメです。時間があれば、この辺りを散策するのも良いかもしれません。
黒谷渓谷周辺の紅葉は10月下旬から11月上旬が見頃だそうなので、これからの季節より一層景色が楽しめるのではないでしょうか。皆さんも機会があればぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。
そこで先日、運転の練習も兼ねてぶらっと愛知県豊田市の方までドライブに行ってきました。なぜ名古屋ではなく豊田なのかと言うと、「名古屋の中心部を走るのが怖いから」という単純な理由から。
名古屋走り、片側四車線、変則交差点…etc.命がいくつあっても足りません。
ということで平和な豊田市へと向かうことに。それに豊田は自動車の街でもあります。昼過ぎに家を出て、長久手から飯田街道を順調にひた走り、足助町を抜けた先にある「ドライブイン伊吹神」というところでひとまず休憩をとることに。

最近は道の駅やSAも充実してきて、観光地化するようなところもあるなか、こういういかにも閑散とした雰囲気のドライブインは久しぶりです。というか“ドライブイン”という言葉自体懐かしい響き。
昼食というには遅過ぎる時間でしたが、まだ営業時間だったのでこちらで昼食を頂くことに。周囲にお店が無さそうだから、というだけの理由で選んだお店でしたが、結果的にはここで食べて正解でした。
とりあえずお店のお勧めだという五平餅と自然薯そばを注文。これから自然薯を擦るので少し時間がかかると言われ、待つこと15分。目の前に注文した品が運ばれます。

こんな事を言っては失礼ですが、想像していた以上に美味しかったです。いや、本当にどれもクオリティが高くて驚きました。
五平餅は焼きたてでタレが香ばしく、口にすればモチモチ。自然薯そばの方も、弾力のある自然薯は箸で摘まめるほどの粘り気。香りも味も申し分ありません。
気になってその場で調べてみると、やはり評判の良いお店でした。 こういうお店を隠れた名店と言うのでしょうね。ついでにこの近くに「伊勢神トンネル」という有名な心霊スポットがあるという嬉しくない情報も入手。
うん、夜に来なくて良かった。
「さて、これからどこへ向かおうか?」と考えながらGoogleマップを眺めていると、近くに「黒谷渓谷」なる場所を発見。情報は少なかったのですが、どうやら景色が綺麗だというのでそこへ向かうことにしました。
ドライブイン伊吹神から黒谷渓谷までは車で30分ほどの距離。ナビを頼りに車を走らせます。

しばらくすると少し不安になってくるほどの山奥へと入っていきます。この辺りからだんだん道幅が狭くなっていき、対向車が来てもすれ違えないほどの狭さに。幸いなことに対向車は来ませんでした。
この辺りは民家も数えるほどしかありません。世界的大企業・トヨタ自動車がある豊田市は、敷地面積が名古屋市よりも大きく、合併を繰り返した結果、現在では東京23区よりも広いとか。ただ、その大半はこういった山間部だそう。
そんなこんなで木の枝に車を引っかかれつつ目的地へと到着。

最初は道を間違えたのかと思いましたが、黒谷渓谷にある唯一のレストラン「渓流荘」さんの駐車場に車を停めさせてもらいました。それにしてもまた凄いところにレストランがあります。


なかの雰囲気は抜群。まさに森のレストランといった感じ。こちらでは主に山と川の幸を使った料理を提供されているそう。ただ残念ながらその日はもう営業時間が終わってしまいました。どうせなら川魚の塩焼きなどを頂きたかったのですけどね。残念。
ちなみに写真の右側に映っているのは泣く子も黙る「マツタケ」様。獲れるもんなんですね。上の方にコース料理の張り紙がちらっと見えますが、ちょっと私には手が出せないお値段。でもお店の方のご好意で松茸の匂いだけ嗅がせて貰いました。
うん、良い匂い。ただ、そもそも松茸の匂いをしっかり嗅いだ経験が無かったので「これぞ松茸!」という感想が生まれないのが悲しいところです。ともあれ良い経験ができました。


レストランの奥には、自然が感じられるバーベキュー設備や魚のつかみ取りができる釣り堀がありします。こういうところは子供が喜びそうです。
さらにその奥、傾斜に作られた階段を下りて行くと。


非常に綺麗な渓流を目にすることができます。
聞こえてくるのは川の音だけ。静寂にて静謐。秘境感が凄い。
「よし、入るか。」
といっても、いい歳した大人ががっつり水遊びをする訳にもいきません。それは無邪気ではなく無謀というもの。帰りのことも考えてズボンを捲り、足首あたりまで入ってみることに。
うん、氷水のように冷たい。そうでした、もう10月でした。

冷たさで足の感覚を麻痺させつつ、川底を覗いてみると水の透明度がよく分かります。
水面に顔を近づけて更に目を凝らすと、水中でキラキラと金色に光るものを発見。まぁ、おそらく雲母(鉱物の一種)の類でしょうが、一瞬金かと思ったのも無理からぬ話。童心に返っても煩悩は消えません。
とはいえ、この時期は水が冷たいので足だけでも長時間浸るのは厳しいです。まぁ秋ですからね。真夏だったら気持ちよく水遊びができたことでしょう。

いやぁ、思いつきで訪れた「黒谷渓谷」でしたが秘境感漂う良い場所でした。
こちらはシーズンになればバーベーキューに川遊び、渓流釣りなど色々なことができそうです。ただ、道が非常に狭いことと駐車場が限られた場所にしかないので、大人数でワイワイするより少人数でゆったり楽しむほうが向いているかもしれません。
心残りと言えばレストラン「渓流荘」さんで食事ができなかったことですが、お店の方は気さくで親しみやすく、きのこやレストランの話しなどを聞かせてくれました。もし機会があれば、次はぜひ利用したいものです。
短い滞在でしたが、暗くなると帰りの道が心配なので夕方には渓谷を出ることに。帰りは近くにある矢作湖の周囲を走ったのですが、黒谷渓谷から矢作湖にかけての景色が抜群でしたのでドライブスポットとしてオススメです。時間があれば、この辺りを散策するのも良いかもしれません。
黒谷渓谷周辺の紅葉は10月下旬から11月上旬が見頃だそうなので、これからの季節より一層景色が楽しめるのではないでしょうか。皆さんも機会があればぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。