このスーパーはいつか記事にしようと思っていたのですが、先日、テレビ愛知の「探究Aトリップ」という番組で大須特集としてこちらが紹介されていたので、この機会に便乗してご紹介したいと思います。

名古屋でも有名な激安スーパー「生鮮食品館 サノヤ」は大須商店街の万松寺通りにあります。

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大須が初めて、という方でも万松寺通りを歩いていくと、この店の前には自転車がずらりと並んでいるので直ぐに分かるかと思います。

ちなみに店の裏手に回れば専用駐車場があるのでご安心を。ただ、そちらも大体自転車で埋め尽くされています。商店街という場所柄、車より自転車の方が便利なのは間違いありません。

そんなサノヤですが、私自身が実際に利用したのはけっこう最近。「安い」というのは以前から知っていたのですが、地元ではないのでここで日用品の買い物をする機会はありませんでした。私にとって大須商店街は日常生活で利用する場所ではなく、遊びに行く場所なのです。

とはいえ、夏場は水分補給にジュースを買うにもコンビニよりスーパーの方が経済的。そして私が万年金欠なのも現実的。激安スーパーを利用するのは必然でした。

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店内の様子は、至って普通のスーパーといった感じ。激安スーパーにありがちな目がチカチカするほど膨大なポップや、耳に響く店員の声かけもありません。

ただ、陳列してある商品を見ると確かにお安い。パックに入っている量も多く、㌘単位で見てもお買い得なのが分かります。しかし、「安いけど激安というほどではないのでは…?」と思われる方も多いはず。

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いえいえ、激安なんです。弁当が。


そう、サノヤの魅力は弁当、総菜といった出来合いの品が激安、というところにあります。

冒頭で書いたテレビ愛知の番組でもこの250円弁当は取り上げられていました。サノヤの人気商品はやはり激安弁当だそう。惣菜も種類が多く、どれも100円~200円代のものばかりが並んでいます。

この250円弁当を何度か買って食べたことがありますが、スーパーの弁当なのにまだほんのり温かく、ボリュームもあって十分美味しかったです。なんでも売り場の様子をカメラで確認しつつ、売れ行きに合わせて担当者が適時作っていくのだそう。手に取った時、まだ温かかったのはそのためでしょうね。

ちなみに番組内では「最高で1日5000人訪れることがある」と紹介されていましたが、日常的な混み具合からして、それも頷けます。年末年始になると特に賑わうよう。

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そして、前々から気になっていたのが商品の陳列方法。

これも番組内で聞いた話ですが、こういった菓子類などを陳列する際には箱に窓を作って積み上げることで棚の代わりにしているそうです。陳列にかかる時間を減らせるうえ、移動する際にも楽なんだそう。

見た目的にもインパクトがありますし、箱のまま売るというのは業務用スーパーのやり方を取り入れているのかもしれませんね。「箱から売る=安い」みたいなバイアスもある程度かかるのかもしれません。

それにしても最近は特徴のあるスーパーが増えてきましたね。

以前から、「地方に大型モールが出来たせいで地域の商店街やスーパーが大打撃を受けている」と騒がれていましたが、それ以降、ちょっと変わった取り組みをしているスーパーやお店がメディアに取り上げられる機会が増えたような気がします。

あるいは、そういったスーパーでなければ生き残れない世の中になっているのかもしれません。サノヤもそのひとつと言えるでしょう。

大須商店街のなかにあるスーパーということで、オフィス街からは少し離れますが、名古屋で働く単身者には便利なスーパーだと思います。弁当と惣菜を買ってもワンコインでお釣りがくるので、下手に自炊するより節約できるかもしれません。

弁当・惣菜は激安ですし、他の食品類も十分お安いので機会があれば利用してみてばいかがでしょうか。