なるほど、今年の秋の限定ドーナツは5種類ですか。

例のごとく財布と相談した結果、全部を食べる訳にはいかないというお約束の結論が出たので、見た目からして露骨に秋を意識している「焼き栗ドーナツ」を2種類。そして、秋の前に夏の新作も食べていないことに気がついた私は申し訳程度に1個だけサマードーナツのベリー味を頂くことにしました。

カロリーは考えないようにします。いつものようにホットな珈琲も頼み、1～2時間は粘る気満々の暇人です。

夏も終わるということで、まずはサマードーナツの「ベリー味（183円）」から頂くことに。このドーナツ、作りが繊細なためか個別にカバーがかかってます。他よりも少しお高めなのは、そういった事情もあるのかもしれませんね。いただきます。

うん、甘酸っぱくて美味しいです。

ヨーグルトの酸味とブルーベリーソースの甘みが良い感じの爽やかさを出しています。確かに夏っぽい感じ。いや、夏だからと言ってこんな甘酸っぱくて爽やかな記憶なんて私には無いんですけどね。美味しさと切なさで涙がちょちょぎれそうです。

写真だと分かりにくいですが、輪っか状になった生地を2つ重ねており、その間にもソースが塗ってあります。ミスドのドーナツにしては珍しく、柔らかめな生地とニートのような繊細さを兼ね備えています。

私もこのドーナツのように社会から身を守るカバーが欲しいものです。

夏、終了！はい、もう秋いきます。

2種類ある「焼き栗ドーナツ」、まずは「マロンチョコ味」から頂きます。形はこれ見よがしに“栗”です。底の部分にチョコをコーティングすることで栗感を演出とは芸が細かいですね。

なかを開いてみると、ホイップクリームが結構ぎっしり入っています。こういう所でケチってないのが地味に嬉しかったりします。元にもどして、一口。

おぉ、想像以上にしっかりとした栗の味がします。そして先程のサマードーナツとは打って変わって、まろやかな甘みのドーナツ。生地はふわっとしていて、食べてみるとなかなかのボリュームがあります。

ドーナツの底、チョコの上に振りかけてある胡麻が甘さのなかにも香ばしさを出してくれます。「焼き栗ドーナツ」というだけのことはあります。胡麻、良い仕事してますね。

お次は「チョコ味」。

基本的には「マロンチョコ味」と同じですが、底の部分にコーティングされているチョコが「マロンチョコ」よりもビターなので、若干、甘さ控えめです。甘すぎるのが苦手、という方はこちらの方が良いかもしれません。

いやぁ、腹が膨れました。これでも昼食を抜いていたんですけどね。さすがカロリーのお化け神様です。ボリュームや甘さを考えると、午後のおやつに食べるのであればこの2つぐらいで十分かもしれません。

それにしても小売店による季節の先取りは凄いですね。ミスドの秋の新作にしても、8月18日という夏真っ只中に発売していますからね。もう少し夏でいさせてくれよ、という気がしないでもありません。

気づけば、今年もあと4ヶ月ほど。1年って、夏が過ぎた途端に加速度的に時間が過ぎていくような気がするのは私だけでしょうか？