中学生のころからAmazonと楽天にどっぷり浸かった生活を送ってきている私ですが、つい最近までネット通販ではまったく買わないものがありました。


それは、“自分の体に直接身に着けるもの”。具体的には上着、ズボン、下着、靴下、靴などのあれこれです。


ネットで買って、“サイズが合わなかったらどうしよう”という不安と、そうなった時に返品するのが面倒だというものぐささから、「身に着ける物は直接見て買うのが一番だ」というアナログなポリシーを持っていました。


しかし、きっかけは靴を買いに行った時でした。どうしても欲しい色だけが在庫切れになっていて、仕方なく別の店へ行くとそこも在庫切れ、また別の店へ、と3店舗ぐらい梯子しても在庫のある店が見つからなかったことがありました。


そこで初めてネット通販で「靴」を買ってみようと思い調べてみると、そこには在庫の山が広がっていました。一体、今まで店舗を周っていた時間は何だったのかと思ったほど。


それからと言うもの、ここ数年はユニクロ以外で服を買うことはほとんどなくなりましたね。基本的にはネットで買っています。
 

モノによっては実店舗で買うのと変わらない



これまでの経験から、服のサイズ、靴のサイズなど、自分の体のサイズはだいたい分かっているという人がほとんどだと思います。


しかしそれでもネット上のサイズ表示だけで判断するのは不安という人も多いのではないでしょうか。


ですが、考えてみて下さい。実店舗で買う場合でも、必ずしも全ての衣類を試着する訳ではないはずです。実際、肌着や下着なんかは実店舗でも試着できないので合うかどうかはサイズのみで判断することになります。

 
ということは、実店舗で直接見て選ぶと言っても、モノによってはネットで買うのと条件的にはほとんど変わらないということになります。まずはそういったものから試してみると良いかもしれません。


「サイズが合うか」を不安がるよりも、自身のサイズを正確に測れるようになろう!



実店舗の強みはやはり実物を手に取れることです。


しかし、実店舗販売でも家電量販店なんかは、“同じものなら安い方が良い”という消費者心理によってショールーム化してしまい、以前からネット通販に食われつつあります。


その反面、アパレル業界の実店舗販売は「ネットで買うとサイズが合わないかもしれない」「試着ができる」という消費者側の不安によってネット通販から守られてきた部分が少なからずあります。


しかし、肌着や下着のような実店舗でも試着ができないようなものは、選択肢の幅、お値段、店舗へ行く労力などを考えるとネットで買うほうがお得な場合が往々にしてあります。


また、上着などもブランドによって「S・M・L」といった大きさにばらつきがあるため実店舗での試着が必要でしたが、それも過去の認識になりつつあります。


例えば、膨大な店舗を持つ「楽天市場」では商品ごとに自社採寸をしているお店が増えてきていますし、大手ファッションサイトの「MAGASEEK」では商品カテゴリーごとの計測方法を図解入りで説明しているので正確なサイズを知ることができます。


つまり、自身の体型のサイズを正確に計測できるようになれば、サイズの心配をすることなくネットで服が買える時代になってきたということです。


サイズが平均から外れる人はネットで探したほうが絶対に効率的



人間誰しもが平均のサイズに納まるとは限りません。私の場合は小柄ゆえにあらゆるサイズが小さいので、今まで選択肢の少なさに困ってきました。


特に量販店の量産品というのは、サイズが平均から外れると途端に選択肢と在庫が少なくなります。仕入れや在庫の関係から、売れ筋以外のサイズはもともと少ない場合が多いからです。


サイズが平均から外れているからこそ実物を手に取って選びたくなる気持ちは分かりますが、実はそういう人ほどネット通販を利用するべきだと私は思っています。


まとめ



「ネットで服を買うなんて当たり前だ」と思う人がいる反面、どこか不安を感じて躊躇しているという人も少なくないように思います。


人間ですからどうしても苦手なものはあります。ちなみに私の場合はネットオークションが苦手です。試しに一度使ってみて、確かに便利さは感じたものの、それでもやはり苦手だという意識は消えませんでした。


ですが、それを踏まえて一度経験してみることは大事だな、と思いました。経験してみて合わないのであれば仕方ありませんが、実際にやってみたら意外と良かったということもよくあります。


特に実店舗だと合うサイズがなかなか見つからないという方は、ぜひ一度ネットで衣類の買い物をしてみてはいかがでしょうか。必要なのは自分自身のサイズを正確に把握することだけ。選択肢がぐっと広がりますよ。