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お子様はもちろん、大人にも大人気の「任天堂3DS」。

昔からあまりゲームをやらない私でさえ「Newニンテンドー3DS」が発売されたのを機に購入してしまいました。ただ肝心なゲームの方は、この10ヶ月でソフトを2本クリアした程度です。

最近は寝る前に少しプレイするぐらいですね。熱中できるゲームにはなかなか出会えません。それどころか最近はゲームよりも「すれちがい通信」をするのがメインになっているぐらいです。

完全に習慣になってしまい外出する際には必ずといっていいほど持ち歩いています。

ということで今回は、そんな3DSの「すれちがい通信」について、なんとなく気になっていたことや疑問に思っていた事柄について調べてみました。


すれちがい通信とは?



一応簡単に説明します。

3DSには標準で「すれちがいMii広場」というソフトが内臓されています。これは本体の電源をONにした状態で持ち歩いていると、街中などで同じように3DSを持ち歩いている人達とすれ違うことができます。

その際、3DS同士によって自動で「すれちがい通信」が行われ、Miiと呼ばれる自分のプロフィールがすれ違った相手と交換されます。そうしてすれ違ったMii同士でゲームをしたり、ちょっとしたコミュニケーションを取ることが可能になります。

本記事で取り扱う内容は、3DSに標準で内臓されている「すれちがいMii広場」での使用を想定したものとしています。

すれちがい通信の通信範囲は?



すれちがい通信をしていると、時おり「あれ?」と思うような体験をすることがあります。

なかでも多いのがこういったケース。
  • 家の中にいるのにすれちがった。
家の前を通った人、あるいは隣人の可能性が高い。

  • 車に乗っている状態ですれちがった。
信号待ちでの周囲の車、あるいは歩行者。また、一定時間並んで走っていた車の可能性が高い。

  •  明らかに誰もいないのにすれちがった。
すれちがい通信中継所が近くにある可能性が高い。
結構多くの人がこのような体験をして、疑問を抱いているようです。実際、私も隣の家の子供と家の中ですれちがった時にはビビったものです。

その肝心の通信範囲ですが、任天堂の公式情報では30mとなっています。

ただ、これは遮蔽物が何もない状態での数値のようですので、現実には壁、建物、もの等によってその距離は変わってくるようです。


すれちがい通信に必要な時間は?



「すれ違うのに何秒必要なんだろうか?」


これについては以前から私も気になっていました。しかし、これに関して任天堂からの公式な情報は無いようです。ネット上では10秒前後という意見が多数見受けられましたが、恐らくそのくらいなのではないかと。

通信範囲である30mを一般的な人間が歩く速度の時速4kmで歩いた場合、約27秒かかります。“すれ違う”という言葉の本来の意味において、お互いに近づき合っていった場合、その半分の約10秒前後ですれ違うことになります。

そんな単純なものではないでしょうが、参考程度にそのくらいと思っておいて良いのではないでしょうか。


すれちがい通信で1日にすれ違える最大人数は?



人が多い場所では多くの人とすれ違うことが期待できますが、「Mii広場」ではすれちがい通信のデータを保存できる上限は10人までとなっています。1度10人集まってしまうと、それ以降は何人とすれ違おうと増えることはありません。

重要なのはこの10人というは、「すれちがったデータを保存できる上限」だということです。

つまり、10人集まったら1度ソフトを起動してその10人をMii広場に入れてやる、ということを繰り返せば1日にすれちがえる人数に上限というものはありません。

ただ、Mii広場の最大収容人数は現状3,000人なので、それを超えると古いデータから順に削除されていくようです。

余談ですが、人の多い都市部でまめにソフトを起動してなるべく多くの人とすれ違えるよう試してみたところ、4時間ほどで約40人とすれちがい通信ができました。体感的には1時間に10人ほどといったところでしょうか。

当然ながら、休日・平日、その地域における子供のボリューム等で大幅に変わると思いますので、これはあくまで余談です。 


すれちがい通信で有名人が来ることがある?



有名人がプライベートで3DSで遊んでいても別におかしくはありません。

ただ、名前なんてものはどうにでもなるので、仮に有名人と同姓同名のMiiとすれ違ったとしても偽物だと思っておいたほうが良いでしょう。100%とまでは言いませんが、そもそも確認のしようがありません。

ただ、なかにはこういうケースもあります。

これはスペシャルMiiという任天堂が配布している有名人・著名人のMiiデータです。もちろん本人ではありません。期間限定で配布されており、多くの人がすれ違うことができます。

それでも、もしかしたら有名人とプライベートですれ違ったという経験をした人もいるかもしれないと思い体験談などを調べてみましたが、どれも信憑性の低いものばかりでした。

信じている人には申し訳無いのですが、十中八九ガセでしょう。純粋な人には生きずらい世の中ですね。


すれちがい通信って個人情報大丈夫なの?



この機能、「個人情報は大丈夫なの?」と感じる人も割と多いのではないでしょうか。

私も最初の頃、「もしかしたら個人情報をばらまいているんじゃないか」なんてことを漠然と抱いたこともありましたが、結論から言うとまったく問題ありません

どうしても心配であれば、全ての記入欄を空欄にして適当にMiiを作ってしまえば良いのです。

それでも、すれちがった回数、最後にすれちがった時間、合計すれちがい回数、広場のMii数等、どうしても相手に伝わってしまう情報もありますが、それを知ったところで何ができるとも思えません。

ただし、こういうケースもあります。

例えば、いつも同じバスや電車を利用していて、頻繁に同じMiiとすれ違うということがあるかもしれません。当然、それは向こうも分かっている可能性が高いので、その状況で3DSを取り出したりすると、「あの人かもしれない」と相手に気づかれてしまう可能性はあります。

気になるという方はご注意を。


まとめ



いかがでしょうか。

「すれちがい通信」はハマる人はハマりますし、習慣でやっている人も多いでしょう。

話をしたこともない、顔も名前も知らない、たまたまその日どこかですれ違っただけの人とMiiという情報を交換し合う。ただそれだけのことなのに多くの人とすれ違う楽しさ。収集欲と人恋しさ、その両方が満たされるのかもしれません。

「すれちがい通信」をメインでやっている人はあまりいないかもしれませんが、試行錯誤次第では今まで以上に効率良く「すれ違う」ことができるようになるかもしれません。