ミスタードーナツさんが6月10日から復刻版第3弾ということで、1989年発売の「ブラン」を再発売しました。と言っても私がそれを知ったのは店頭なんですけどね。

再発売といっても、1989年では私はまだギリギリ生まれていないので私にとっては初見です。店頭で見て、今までのカラフルでスタイリッシュなミスドのドーナツからは考えられないぐらい地味な外見に、ミスドさんどうしちゃったの、と思ってしまいました。

その場で調べて、なるほど復刻版かと。いやぁ、これはこれで逆に新鮮です。

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3種類あるうち、私が食べたのはこの2つ。

「ブラン」と「ハニーブラン」

この手の記事では、全ての種類を食べ比べてみるべきなのかもしれませんが、その前にがっつりとラーメンを食べてしまっていたんです…タイミングの悪い男ですね、本当に。
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まずはブランから。

うーん、一言でいえば素朴な味です。いえ、もちろん美味しいですよ。しっとりとした生地に黒糖のやさしい甘さを感じます。本来のドーナツってこういうものなのかもしれません。

がっつり甘いドーナツに慣れきってしまっている私には少々物足りなさも感じますが、これくらいのほうが絶対健康的ですよね。ましてや私なんか直前にラーメンを食べてますからね。

実際、カロリーの方も183kcalとミスドのドーナツのなかではかなり低めです。
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お次は、ハニーブラン。

こちらは、先程のブランにグレーズでコーティングしてあるそうです。
グレーズって、なあに?
ドーナツをコーティングしている、ミスタードーナツ・オリジナルのシュガーシロップのこと。 コーヒーの花からとったハチミツのほのかな香りと砂糖の甘さが、ドーナツのおいしさをグ~ンと引き立てるんだよ。
出典:ハニーブラン - ミスタードーナツ より一部引用 
だそうです。コーヒーの花からとったハチミツとは珍しいですね。調べてみると、普通の蜂蜜よりも結構お高いようです。

お味の方は、シュガーシロップがコーティングされているだけあって、だいぶ甘さが増しています。今のミスドっぽい味にぐっと近づいた感じがします。ちなみにミスドのヒット商品、ポン・デ・リングにもこのグレーズが使用されていると知って納得しました。
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やはりミスドに来たら、ドーナツのお供に珈琲は欠かせません。

私がミスドを好きな理由は、お値段がお手頃で美味しいというのも勿論ありますが、何よりも『コーヒーのお代わりが無料』 、これに尽きます。

平日の空いている時間帯に行くと、私以外にも270円のローストコーヒーを何杯お代わりするか、ということに情熱を傾けている人をけっこう見かけます。

ちなみにこの日、私の隣にいらっしゃった推定年齢50歳ほどの恰幅のよい男性は8杯程お代わりしていました。つまりこの方は1杯約34円でコーヒーを飲まれていたということになります。もしまたお見かけしたら、心の中で師匠と呼ばせて頂きます。

とは言っても実際のところ、私自身はそこまでたくさんお代わりをしてやろうとか思っている訳ではありません。本当ですよ。ただ、店員さんがいつも良いタイミングで「お代わりいかがですか?」と声をかけてくれるんです。

読書なんかしてた時には、気がついたら3・4杯ぐらいは飲んでしまっています。貧乏性とカフェイン中毒のハイブリッド人間とは私のことです。

それにしても1989年といえば、まだバブルが弾ける前だったはず。そんな時代にこういう素朴な味の商品が生まれていた、というのはバブルを知らない私からするとなんだか不思議な感じがします。

どうでしょう、久しぶりに素朴なドーナツを食べて、あの時代を思い出してみませんか?

と、あの時代を知らないゆとり世代がお薦めします。