人気記事

最近、自身のブログの人気記事を見るたびに憂鬱な気持ちになっています。というのもご覧の通り、人気記事の1位と2位以下のPV差といったら酷い有様です。


まさか1位と2位の間に10倍近い差が出てくるとは1ヶ月前には思いもしませんでした。これだけの差が開いてしまうと、自分でもいたたまれない気持ちになります。 


「PVを集められる記事を書けた」という意味では喜ばしいのですが、それ以上に怖いのは、今一番PVを集めてくれている記事が来月には記事としての価値を失うかもしれない時限的なものだということです。
 
ネットのブログ運営テクニックなどでは「一つでも集客性のある記事が書けたらそれを活かせ」といったことを書かれている所もありますが、それはあくまでも時間的な制約を持たない記事に限った話しだということを最近になって理解しました。


短時限的な記事の問題点とは?



現在、当ブログで今一番PVを稼いでくれているのが、こちらのあばれる君の記事なのですが、この記事の一番の問題点は記事としての賞味期限が短過ぎるという点です。


すれちがい通信であばれる君が配信されている期間中はアクセスを集めてくれますが、配信期間の2015年5月20日から2015年7月19日を過ぎてしまうと、この記事は情報としての価値を失ってしまいます。


そのたま、人気記事から内部リンクを繋いでブログ内の回遊性を高めるといったオーソドックスな方法は使えなくなります。それ以前に、この手の記事では話題性として広げようがありません。いわゆる、一発屋という記事です。


以前、名古屋市科学館で開催されている特別展『夢と感動の宇宙展』に行ってきたという記事を書きましたが、これも典型的な短時限的記事でした。


このイベントは2015年の3月14日~5月24日までの開催だったのですが、5月の中旬ぐらいまでは確かに人気記事TOP10に入っていました。しかし、5月下旬になった途端に人気記事どころかほとんどアクセスが集まらない記事へとなってしまいました。


理由は、単に開催期間が終わってしまったからです。まさに短時限的です。おそらく、この記事が日の目を見ることは二度と無いでしょう。


こういった期間限定ものの話題(イベント等)を記事にする場合、短期的な流入は狙えますが、将来の蓄積による検索流入にはあまり貢献してくれません。ブログを育てるという意味では、あまり連発するべきネタではないのかもしれません。


時間に影響されにくい記事とは?



長期的に需要がある記事としてよく言われるのは、ランキングものやマニュアルものといった万人にとって役立つ記事です。これらは時間が経っても記事としての価値が下がりにくく、SEO的にも有利だと言われています。


また、旅行記事や商品レビュー、お店の情報、といった体験談も時間に束縛さにくく、そこそこ安定したアクセスを集めてくれます。


これらには明確な期間というものが存在しません。もちろんお店が潰れることはありますし、もの(商品)だっていつかは生産終了を迎えます。しかし、それがいつかということは私たちには分かりません。明日なのか、10年後なのか。


また、人は何かを買ったり、何かを決断したりする際、他人に背中を押して貰いたい時があります。


例えば、行きたいと思っているお店があっても、店内の雰囲気が分からなくて躊躇する人は多いと思います。そんな時、食べログなどを見て、店内の写真や料理の写真、レビューを見て決断するでしょう。


例えば、店で欲しいと思う商品を見つけても、迷ってしまう時があります。そんな時、その商品のレビューや体験談を見て決断したりするのではないでしょうか。


人は何かを決める時、多少なりとも情報が欲しいと思ってしまう生き物です。今はその情報をたった5インチの端末で手軽に得ることができる時代です。だからこそ今の時代、体験談や経験談は時間的な価値を失いにくいのかもしれません。


総括



通常、ブログは記事の蓄積数が増えるにつれて、検索流入が安定していく傾向があります。8年ぶりにブログを始めて3ヶ月目の私も現在進行形でそのことを実感しています。


しかし、その蓄積した記事が情報としての価値を失った記事ばかりでは、将来的な検索流入には貢献してくれません。ですので、もし計画的に検索流入を増やしていきたいと考えている場合、短時限的な記事ばかりを書くことは避けた方が良いのかもしれませんね。


とはいえ、個人的には短時限的な記事がまったくダメだとは思いません。タイムリーで新鮮な情報には高い価値があると持っています。だからこそ個人的にはこれからも短時限的な記事も書くつもりでいます。(こんな記事を書いておいてあれですが)


とはいえ、将来的な検索流入はある程度欲しいと考えているので、ブログ全体のなかでその手の記事をどの程度の割合にするかということは今後意識していこうと考えています。