先日、高校時代の友人を訪ねて岐阜県岐阜市へ行ってきました。「暇なら来る?」『常に暇。』という短いやり取りで簡単に約束できるのがニートの数少ないメリットです。
名古屋から岐阜までは、特別快速にでも乗れば名古屋駅から岐阜駅まで30分ほどで行けてしまいます。さすがに飛騨・高山の方まで行こうと思うと日帰りではきついですが、岐阜市周辺であれば軽く日帰りで観光できてしまいます。
そんな岐阜市で、今回まず向かったのは岐阜県各務ヶ原市にある世界淡水魚園水族館『アクア・トト岐阜』。名前の通り、世界の淡水魚のみを取り扱っているちょっと珍しい水族館です。
「アクア・トト岐阜」へのアクセスは、JR岐阜駅からはバスかタクシーになります。バスで行く場合、川島松倉行きのバスに乗ること40分、川島笠田停留所で下車して徒歩15分とアクセスは比較的悪くありませんが、バスの本数が少ないのでお気をつけ下さい。
ともあれ、岐阜駅から1時間ほどで「アクア・トト岐阜」に到着。
平日でもそこそこ賑わっています。見たところ団体の観光客が多いよう。近くを高速道路が走っていますし、場所が場所だけに車の方がアクセスは便利なのでしょうね。駐車場も広いので、団体バスも来やすいのかもしれません。
アクア・トト岐阜の周囲には、日本最大の国営公園「木曽三川公園」があります。
正確には木曽三川公園のお隣にある岐阜県営公園のなかにアクア・トト岐阜があるという感じでしょうか。なんだか公園ばかりでややこしいですが、それだけ広い遊び場になっているということです。
公園内を流れる水路沿いには、屋台やバーベキュー広場があり、反対側には水園が広がっています。また、木曽川を渡った先にはツインアーチ138などもあり、すべてを回ろうと思うと丸一日は潰せそう。
とはいえ、さすがにもう公園内を駆けずり回るような歳でも体力も無いので、水路沿いを軽く散歩し、さっそく水族館へ入ることにしました。
水族館の入館ゲートを通ると、まずリクガメとカピバラが出迎えてくれます。
あれ?なんというか…カピバラさん、実際に見ると、テレビでの「カワイイ」という印象とはまた少し違うような気がします。目に光を感じません。夜中に目を覚ました時のニートもこんな目をしている時があります。うん、そっとしておいてあげましょう。
こちらの水族館は順路が少し変わっていて、まずエレベーターで最上階の4階へと上がります。そして4階から1階という順に観ていく流れになります。
最初に見学するのは4階、テーマは「光溢れる癒しの森」。
長良川の源流をイメージした滝つぼや岩場が再現されており、まるで自然の中にいるような造りになっています。ちなみにここでスタッフから半ば強制的に記念撮影され、1,000円で販売されます。買うかどうか自由。(もちろん私は買いませんでした)
▲魚以外にカワウソもいます。
次に3階へ降りると、「昔懐かしき日本の原風景」。
長良川上流から河口の様子を再現した水槽が展示してあります。見慣れた魚から、絶滅危惧種、特別天然記念物などが展示してあり、長良川だけでこれだけの水生生物がいるのかと感慨深い気持ちになりました。
▲こちらは「ハリヨ」、レッドリストの絶滅危惧1A類に分類されている非常に貴重な淡水魚だそう。
日本では滋賀県東部、岐阜県西濃地区、岐阜地区の平野部にしか生息しておらず、生息地では条例により捕獲が禁止されているため、捕まえたらこちらが捕まるお魚です。
そして2階から1階にかけては「アジア・アフリカに生息する生物」の展示。
舞台はついに世界の淡水生物へ。2階はメコン川に生息する生物。淡水魚限定の水族館なので、今までは割と地味な魚が多かったですが、ここから徐々にカラフルでインパクトのある展示になってきます。
2階の主役はこちらの「メコンオオナマズ」。
よくナマズを『間抜け顔』と表現する人がいますが、個人的にはかなりの強面だと思っています。この感情が感じられない目をじっと見つめていると不安になってくるのは私だけでしょうか。
そして最後はアマゾン川に生息する生物たち。
▲アマゾン川の主役といえば、「ナイルパーチ」。
さすがに迫力があります。こんなものが足元に来たら死を覚悟するぐらいには圧倒的。海での恐怖の象徴サメとはまた違った恐ろしさを感じる生き物です。
いやぁ、満喫しました。
アクア・トト岐阜での所要時間はゆっくり回って2時間ほどだったと思います。水族館というと、やはりイルカやシャチ、アザラシやペンギンのような華やかな顔ぶれを思い浮かべがちですが、淡水生物だけというのも何か底知れぬ偉大さを感じられて面白かったです。
その後、周辺も少しばかり散策してみましたが、とにかく広い。
▼アクセス
地図で見ても分かる通り、これだけの敷地面積に水族館、公園、アスレチック、ツインアーチ138などがあります。家族連れにはもってこい、元気なお子様方もクタクタになるでしょう。元気じゃないニートは水族館だけでクタクタです。
名古屋から日帰りで行ける小旅行として、興味のある人はぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。
さて、そんなこんなで時刻はもう夕方。夜はいよいよ人生で一度は体験したかった長良川の「鵜飼い見学」を観覧船に乗って観に行こうと思います。
後編につづく:日帰り岐阜旅行ーアクア・トト岐阜と長良川鵜飼いー岐阜市周辺をお手軽に観光(後編)
名古屋から岐阜までは、特別快速にでも乗れば名古屋駅から岐阜駅まで30分ほどで行けてしまいます。さすがに飛騨・高山の方まで行こうと思うと日帰りではきついですが、岐阜市周辺であれば軽く日帰りで観光できてしまいます。
そんな岐阜市で、今回まず向かったのは岐阜県各務ヶ原市にある世界淡水魚園水族館『アクア・トト岐阜』。名前の通り、世界の淡水魚のみを取り扱っているちょっと珍しい水族館です。
「アクア・トト岐阜」へのアクセスは、JR岐阜駅からはバスかタクシーになります。バスで行く場合、川島松倉行きのバスに乗ること40分、川島笠田停留所で下車して徒歩15分とアクセスは比較的悪くありませんが、バスの本数が少ないのでお気をつけ下さい。
ともあれ、岐阜駅から1時間ほどで「アクア・トト岐阜」に到着。
平日でもそこそこ賑わっています。見たところ団体の観光客が多いよう。近くを高速道路が走っていますし、場所が場所だけに車の方がアクセスは便利なのでしょうね。駐車場も広いので、団体バスも来やすいのかもしれません。
アクア・トト岐阜の周囲には、日本最大の国営公園「木曽三川公園」があります。
正確には木曽三川公園のお隣にある岐阜県営公園のなかにアクア・トト岐阜があるという感じでしょうか。なんだか公園ばかりでややこしいですが、それだけ広い遊び場になっているということです。
公園内を流れる水路沿いには、屋台やバーベキュー広場があり、反対側には水園が広がっています。また、木曽川を渡った先にはツインアーチ138などもあり、すべてを回ろうと思うと丸一日は潰せそう。
とはいえ、さすがにもう公園内を駆けずり回るような歳でも体力も無いので、水路沿いを軽く散歩し、さっそく水族館へ入ることにしました。
水族館の入館ゲートを通ると、まずリクガメとカピバラが出迎えてくれます。
あれ?なんというか…カピバラさん、実際に見ると、テレビでの「カワイイ」という印象とはまた少し違うような気がします。目に光を感じません。夜中に目を覚ました時のニートもこんな目をしている時があります。うん、そっとしておいてあげましょう。
こちらの水族館は順路が少し変わっていて、まずエレベーターで最上階の4階へと上がります。そして4階から1階という順に観ていく流れになります。
最初に見学するのは4階、テーマは「光溢れる癒しの森」。
長良川の源流をイメージした滝つぼや岩場が再現されており、まるで自然の中にいるような造りになっています。ちなみにここでスタッフから
▲魚以外にカワウソもいます。
次に3階へ降りると、「昔懐かしき日本の原風景」。
長良川上流から河口の様子を再現した水槽が展示してあります。見慣れた魚から、絶滅危惧種、特別天然記念物などが展示してあり、長良川だけでこれだけの水生生物がいるのかと感慨深い気持ちになりました。
▲こちらは「ハリヨ」、レッドリストの絶滅危惧1A類に分類されている非常に貴重な淡水魚だそう。
日本では滋賀県東部、岐阜県西濃地区、岐阜地区の平野部にしか生息しておらず、生息地では条例により捕獲が禁止されているため、捕まえたらこちらが捕まるお魚です。
そして2階から1階にかけては「アジア・アフリカに生息する生物」の展示。
舞台はついに世界の淡水生物へ。2階はメコン川に生息する生物。淡水魚限定の水族館なので、今までは割と地味な魚が多かったですが、ここから徐々にカラフルでインパクトのある展示になってきます。
2階の主役はこちらの「メコンオオナマズ」。
よくナマズを『間抜け顔』と表現する人がいますが、個人的にはかなりの強面だと思っています。この感情が感じられない目をじっと見つめていると不安になってくるのは私だけでしょうか。
そして最後はアマゾン川に生息する生物たち。
▲アマゾン川の主役といえば、「ナイルパーチ」。
さすがに迫力があります。こんなものが足元に来たら死を覚悟するぐらいには圧倒的。海での恐怖の象徴サメとはまた違った恐ろしさを感じる生き物です。
いやぁ、満喫しました。
アクア・トト岐阜での所要時間はゆっくり回って2時間ほどだったと思います。水族館というと、やはりイルカやシャチ、アザラシやペンギンのような華やかな顔ぶれを思い浮かべがちですが、淡水生物だけというのも何か底知れぬ偉大さを感じられて面白かったです。
その後、周辺も少しばかり散策してみましたが、とにかく広い。
▼アクセス
地図で見ても分かる通り、これだけの敷地面積に水族館、公園、アスレチック、ツインアーチ138などがあります。家族連れにはもってこい、元気なお子様方もクタクタになるでしょう。元気じゃないニートは水族館だけでクタクタです。
名古屋から日帰りで行ける小旅行として、興味のある人はぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。
さて、そんなこんなで時刻はもう夕方。夜はいよいよ人生で一度は体験したかった長良川の「鵜飼い見学」を観覧船に乗って観に行こうと思います。
後編につづく:日帰り岐阜旅行ーアクア・トト岐阜と長良川鵜飼いー岐阜市周辺をお手軽に観光(後編)