遡ること数日前、いつものように昼に起きてカップラーメンをすすっていると、テレビに映っていた美人女子アナがこんなことを語りかけてきました。
「ゴールデンウィークはどのようにお過ごしですか?」
…あぁ、そうか、もうゴールデンウィークか。
え?それももう後半じゃないか。
それもそのはず、365日ゴールデンウィークのニートにはゴールデンウィークの特別感などありません。しかし、せっかくのゴールデンウィークに何もしないというのもなんだか勿体ない気分。
どこかへ行こうか、と考え始めた時、その美人女子アナが私に金沢をオススメしてくるではありませんか。そうだ、金沢行こう。即決です。
「ゴールデンウィークはどのようにお過ごしですか?」
…あぁ、そうか、もうゴールデンウィークか。
え?それももう後半じゃないか。
それもそのはず、365日ゴールデンウィークのニートにはゴールデンウィークの特別感などありません。しかし、せっかくのゴールデンウィークに何もしないというのもなんだか勿体ない気分。
どこかへ行こうか、と考え始めた時、その美人女子アナが私に金沢をオススメしてくるではありませんか。そうだ、金沢行こう。即決です。
今年の3月に北陸新幹線が開通してからというもの、テレビをつければ金沢の話題ばかり。刷り込まれていたのかもしれません。しかも都合の良いことに、金沢には知り合いが住んでいるのです。これは行くしかありません。
その日のうちにさっそく特急券を買いに走ります。
翌日、名古屋発の特急しらさぎに乗り、金沢へ向かうことに。
指定席車両でしたが、全席埋まっていました。さすがゴールデンウィーク、家族連れやカップルがところ狭しとひしめき合っています。前日でも席が取れたのは、1人淋しい男だったからかもしれませんね。
電車に揺れること約3時間。予定より少し遅れて金沢駅に到着。ホームに降りると、改札前は人であふれていました。しかも驚くことにすべて有人の手動改札。新幹線よりも先に導入する物があるような気がするのは私だけでしょうか。
そんな改札をやっとこさ抜け、新幹線が開通する前は見かけ倒しで有名だった金沢駅の鼓門前で知人と合流します。
(あ、これはあかんレベルの混み具合や…)
金沢に住む知人によると、GWに入ってからというものずっとこんな調子のようで、有名な観光地(兼六園、金沢城)などはテーマパークレベルの混雑とのこと。
うん、そのあたりは全部パスすることに決定。
というのも、金沢に来るのはこれで2回目。有名観光地はある程度観光済みなのです。しかも今回の目的は久しぶりに知人に会うこと、美味い物を食べることに主眼を置いているので金沢観光はおまけみたいなもの。もし兼六園や金沢城の情報を探してアクセスした方がいましたら申し訳ありません。
とはいえ、誰も知らないようなマイナー箇所を巡っても面白くありません。そんな私たちが最初に向かったのは、金沢の台所と呼ばれる「近江町市場」。
金沢駅から路線バスに乗り、5分ほどの距離にあるので最初に観光する場所としてはもってこいです。新鮮な海鮮類を扱っている店が多く、昼食をここで食べるのもおおいにアリでしょう。
にも関わらず、計画性の無い我々はすでに昼食を済ませてしまっていました。なので、こんなものをつまみ食いすることに。
北陸産の岩ガキ。一個単位で買えて、その場で調理して貰えます。生か蒸しか、さんざん悩んだ挙句、チキンな私は蒸しを選択。まぁ旅行初日で牡蛎にあたったら洒落になりませんからね。
ちなみに写真は800円のもの。カキ一個に800円とは…こんな贅沢ができのも旅行だからこそ。それにしても、ここは危険です。歩けば歩くほど財布が軽くなっていき、腹は苦しくなっていきます。
ということで、運動がてら歩いて次の目的地へ。金沢一の繁華街、香林坊・片町を抜けて、犀川大橋を渡った先にあるのが「西茶屋街」。
有名な「東茶屋街」と比べると小規模ではありますが、情緒たっぷりの通りです。夜になれば、明かりが灯った料亭でお金持ちのオジサマ方が芸子と夜な夜な楽しむ情景が目に浮かぶよう。流石は小京都といったところでしょうか。
ですが、本当の目的地は西茶屋街の近くにあるこちらのお寺だったりします。
それが日蓮宗の寺院である「妙立寺」。
人呼んで「忍者寺」。
もうネーミングからして、面白そうな雰囲気を感じさせます。
ちなみにこちらのお寺、見学は予約制となっています。それを知らずに訪ねてしまったので焦りましたが、なんとかその場で最終コースを予約することができました。見学される方は事前に予約されることをオススメします。
そして残念なことに、こちらのお寺は建物内の写真撮影が禁止となっています。ここからは私の乏しい文章でしかお伝えできませんが、結論から言うと入場料800円を払うだけの価値は十分にありました。
まず「忍者寺」という名前からして忍者にまつわるお寺だと思われるかもしれませんが、実際には忍者とは何の関係もなく、この建物が特殊な構造になっていることからそう呼ばれています。
このお寺、外観ではせいぜい2階建て程度にしか見えませんが、なんと内部は4階建て7層という構造になっています。文章だけでは意味が分からないと思いますが、実際になかを回った私でも構造が複雑過ぎて間取りが頭に入っていません。
そう、一言でいえば迷路なんです。つまり、こういった複雑な間取りや構造が忍者屋敷を連想させることから「忍者寺」という呼ばれ方をされるようになったそうです。
かなり面白いお寺なので、金沢へ旅行に行かれる際にはオススメの観光スポットです。
正面から見ても普通のお寺にしか見えません。
そんなこんなでもう夕方。夕食を予約したお店へぼちぼち向かうことに。犀川大橋をぶらぶら歩きながら、来た道を戻り、金沢一の繁華街、香林坊へと入っていきます。今夜予約したお店は繁華街の一角にありました。
それが片町にある完全個室の焼肉店「京澤」さんです。
席は完全個室で掘りごたつ、少し暗めの照明で落ち着いた雰囲気のお店です。ちなみに金沢片町で唯一の「能登牛認定店」だそう。という風に書くと、どんな高級店だと思われるかもしれませんが、高級なお肉だけでなく飲み放題がついたお得なプランなどもあるので敷居は全然高くありません。
とはいえ、出されるお肉はどれも質が高く、下手な焼肉チェーン店とはクオリティが違います。うん、美味しかったです。ごちそうさまでした。ちなみに一組2時間までという時間制限がありますが、2時間もあれば十分だと思います。金沢で能登牛を楽しみたいという方はぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
さて、腹が膨れたところでそろそろお開き。知人と別れ、今日宿泊するホテルへと向かいます。
本日泊まったのは金沢駅の真横にある「アパホテル 金沢駅前」。
正直、評判通りの部屋の狭さでしたが、まぁ寝るだけであればこれで十分です。なによりも金沢駅横というアクセスの良さが大きいですね。また、ビジネスホテルには珍しく大浴場があったのは嬉しいサービスでした。
とはいえ、さすがにクタクタになりました。明日の予定は未定ですが、それは明日の自分に任せて早々に眠りに就くことにしたのでした。おやすみなさい。
その日のうちにさっそく特急券を買いに走ります。
翌日、名古屋発の特急しらさぎに乗り、金沢へ向かうことに。
指定席車両でしたが、全席埋まっていました。さすがゴールデンウィーク、家族連れやカップルがところ狭しとひしめき合っています。前日でも席が取れたのは、1人
電車に揺れること約3時間。予定より少し遅れて金沢駅に到着。ホームに降りると、改札前は人であふれていました。しかも驚くことにすべて有人の手動改札。新幹線よりも先に導入する物があるような気がするのは私だけでしょうか。
そんな改札をやっとこさ抜け、新幹線が開通する前は見かけ倒しで有名だった金沢駅の鼓門前で知人と合流します。
(あ、これはあかんレベルの混み具合や…)
金沢に住む知人によると、GWに入ってからというものずっとこんな調子のようで、有名な観光地(兼六園、金沢城)などはテーマパークレベルの混雑とのこと。
うん、そのあたりは全部パスすることに決定。
というのも、金沢に来るのはこれで2回目。有名観光地はある程度観光済みなのです。しかも今回の目的は久しぶりに知人に会うこと、美味い物を食べることに主眼を置いているので金沢観光はおまけみたいなもの。もし兼六園や金沢城の情報を探してアクセスした方がいましたら申し訳ありません。
とはいえ、誰も知らないようなマイナー箇所を巡っても面白くありません。そんな私たちが最初に向かったのは、金沢の台所と呼ばれる「近江町市場」。
金沢駅から路線バスに乗り、5分ほどの距離にあるので最初に観光する場所としてはもってこいです。新鮮な海鮮類を扱っている店が多く、昼食をここで食べるのもおおいにアリでしょう。
にも関わらず、計画性の無い我々はすでに昼食を済ませてしまっていました。なので、こんなものをつまみ食いすることに。
北陸産の岩ガキ。一個単位で買えて、その場で調理して貰えます。生か蒸しか、さんざん悩んだ挙句、チキンな私は蒸しを選択。まぁ旅行初日で牡蛎にあたったら洒落になりませんからね。
ちなみに写真は800円のもの。カキ一個に800円とは…こんな贅沢ができのも旅行だからこそ。それにしても、ここは危険です。歩けば歩くほど財布が軽くなっていき、腹は苦しくなっていきます。
ということで、運動がてら歩いて次の目的地へ。金沢一の繁華街、香林坊・片町を抜けて、犀川大橋を渡った先にあるのが「西茶屋街」。
有名な「東茶屋街」と比べると小規模ではありますが、情緒たっぷりの通りです。夜になれば、明かりが灯った料亭でお金持ちのオジサマ方が芸子と夜な夜な楽しむ情景が目に浮かぶよう。流石は小京都といったところでしょうか。
ですが、本当の目的地は西茶屋街の近くにあるこちらのお寺だったりします。
それが日蓮宗の寺院である「妙立寺」。
人呼んで「忍者寺」。
もうネーミングからして、面白そうな雰囲気を感じさせます。
ちなみにこちらのお寺、見学は予約制となっています。それを知らずに訪ねてしまったので焦りましたが、なんとかその場で最終コースを予約することができました。見学される方は事前に予約されることをオススメします。
そして残念なことに、こちらのお寺は建物内の写真撮影が禁止となっています。ここからは私の乏しい文章でしかお伝えできませんが、結論から言うと入場料800円を払うだけの価値は十分にありました。
まず「忍者寺」という名前からして忍者にまつわるお寺だと思われるかもしれませんが、実際には忍者とは何の関係もなく、この建物が特殊な構造になっていることからそう呼ばれています。
このお寺、外観ではせいぜい2階建て程度にしか見えませんが、なんと内部は4階建て7層という構造になっています。文章だけでは意味が分からないと思いますが、実際になかを回った私でも構造が複雑過ぎて間取りが頭に入っていません。
そう、一言でいえば迷路なんです。つまり、こういった複雑な間取りや構造が忍者屋敷を連想させることから「忍者寺」という呼ばれ方をされるようになったそうです。
かなり面白いお寺なので、金沢へ旅行に行かれる際にはオススメの観光スポットです。
正面から見ても普通のお寺にしか見えません。
そんなこんなでもう夕方。夕食を予約したお店へぼちぼち向かうことに。犀川大橋をぶらぶら歩きながら、来た道を戻り、金沢一の繁華街、香林坊へと入っていきます。今夜予約したお店は繁華街の一角にありました。
それが片町にある完全個室の焼肉店「京澤」さんです。
席は完全個室で掘りごたつ、少し暗めの照明で落ち着いた雰囲気のお店です。ちなみに金沢片町で唯一の「能登牛認定店」だそう。という風に書くと、どんな高級店だと思われるかもしれませんが、高級なお肉だけでなく飲み放題がついたお得なプランなどもあるので敷居は全然高くありません。
とはいえ、出されるお肉はどれも質が高く、下手な焼肉チェーン店とはクオリティが違います。うん、美味しかったです。ごちそうさまでした。ちなみに一組2時間までという時間制限がありますが、2時間もあれば十分だと思います。金沢で能登牛を楽しみたいという方はぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
さて、腹が膨れたところでそろそろお開き。知人と別れ、今日宿泊するホテルへと向かいます。
本日泊まったのは金沢駅の真横にある「アパホテル 金沢駅前」。
正直、評判通りの部屋の狭さでしたが、まぁ寝るだけであればこれで十分です。なによりも金沢駅横というアクセスの良さが大きいですね。また、ビジネスホテルには珍しく大浴場があったのは嬉しいサービスでした。
とはいえ、さすがにクタクタになりました。明日の予定は未定ですが、それは明日の自分に任せて早々に眠りに就くことにしたのでした。おやすみなさい。