皆さんは最近グミを食べましたか?


グミといえば、子供の頃はよく食べていたのに大人になると食べる機会が減ってしまうお菓子のひとつではないでしょうか。しかしながら私には子供の頃から変わらず買い続けているお気に入りのグミがあるのです。


それがえげつない硬さで有名な「ハリボー」。

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(写真:ハリボー 『ゴールデンベア』)

初めて食べた瞬間からあの硬い弾力の虜になり、大人になった今でもハリボーを見かけるとついつい買ってしまいます。いかにも海外製という感じのパッケージも昔から変わりません。


とはいえ、国内の大手菓子メーカーが競って新しいものを生み出している今日、この「ハリボー」も量販店で見かける機会が減ってきました。特にスーパーのお菓子売り場ではほとんど見かけません。


そんな『ハリボー』ですが、どういう会社なのでしょうか。
 

ハリボー好きを自称している割にハリボーのことを全然知らなかったのですが、調べてみるとすごい企業でした。まずハリボーは世界最大のグミメーカーなのです。それなりに大きい会社だろうとは思っていましたが、まさか世界最大だったとは。


日本ではハリボーと言えば「ちょっとモノ好きな人が買っていくお菓子」ぐらいの立ち位置ですし、実際スーパー・コンビニでもなかなか見かけません。そんな扱いのハリボーですが、実はグミキャンディのパイオニアにして世界を股にかけています。


ハリボー社の概要
ヨーロッパでは子供がはじめて口にするお菓子がハリボー。

90年以上の歴史を持つグミキャンディのパイオニアにして世界最大のメーカーです。
ハリボーの創業者Hans Riegel(ハンス・リーゲル)が、出身地であるボンに会社を設立したのは、第一次大戦直後の1920年。姓名と地名の頭文字「Hans Riegel, Bonn」から、社名をHARIBOと命名しました。

以来「ハリボーは子供を幸せにする」というスローガンのもと躍進を続け、ヨーロッパでは知らない人がいないといわれるほどの企業に成長しました。

現在ではドイツ5工場、フランス3工場に加え、英国、デンマーク、オーストリア、スペイン、トルコ、最新のハンガリー工場を含めた10ヵ国16工場が稼働中。6100人の従業員が約150ヵ国以上へグミ製品を出荷しており、グミキャンディ世界最大のメーカーとして不動の地位を築いています。

出典:
三菱食品 より一部引用

ヨーロッパでは子供がはじめて口にするお菓子がハリボー」という一文は良いですね(子供の嚥下力であの硬いグミが食べられるのか?という大人げない疑問は置いといて)。


日本にも明治、森永、江崎グリコ、 UHA味覚糖などグミ製品をつくっているメーカーは数あれど、子供がはじめて口にするお菓子がグミということはまず無いでしょう。


というか日本の子供がはじめて食べるお菓子ってなんでしょうね。『たまごボーロ』とかでしょうか?ちなみに私は小さい時に「たまごボーロ」ばかり食べさせられていた記憶があります。それが最初かどうかは分かりませんけどね。


そして覚えている限りでは、最初にハマったお菓子といえば『ポテトチップス』でしたね。


肥満児が増加しているのはスナック菓子やファーストフードを食べるようになったからだ、という論調をたまに耳にしますが、確かにそうなのかもしれません。思えば小学生ぐらいの時って馬鹿みたいにスナック菓子ばかり食べていたような気がします。


そこでハリボーですよ、奥さん。ハリボーの硬いグミにはちゃんと意味がありました
ハリボー社のグミは他社製品に比べて硬めに作られています。その理由をご存じですか?ヨーロッパの人々は昔からあまり硬いものを食べる習慣がなく、咀嚼力が弱かったため、ハリボー社の創業者 Hans Riegelはグミによってそれを補いたいと考えたのです。

あごの強化はもちろん、肥満防止に役立つ、脳によい刺激を与えるなど、近年になって「噛む」ことのさまざまな効果が医学的に認められつつあります。Hans Riegelは、まさしく先見の明を持っていたのです。

出典:三菱食品 より一部引用
  • あごの強化
  • 肥満防止
  • 脳に良い刺激 
老若男女問わず必要な要素を兼ね備えています。子供の時から「ハリボー」を食べ続けてきた私の選択はどうやら間違っていなかったようです。


ただ一つ…願わくばもう少し糖分とカロリーを落として頂きたい…!


いやね、大人になると子供の頃みたいに純粋に美味しいかどうかだけではなく、カロリーやら糖分やらプリン体やら気がかりなものがどんどん増えていくわけですよ。


悲しいことに昔と違ってお菓子一袋食べきるのにも時間がかかるお年頃になってきました。それでも子供の頃に好きだったお菓子というのは、大人になり色々な味を覚えてからでもたまに食べたくなるもの。


そんなハリボー好きな大人たちのためにも、ハリボーさんには是非ともカロリーオフの大人用ハリボーを出して頂きたいものですね。